本能寺の変を影響力の武器で読み解いてみる

本能寺の変を影響力の武器で読み解いてみる

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こんにちは。羅針盤の山口です。

先日、面白い新聞広告を見ました。

「防犯を怠ったことを後悔している」的なコピーが書いていて、その横には織田信長のイラストが。

チラッと見ただけで詳しくは読んでないのですが、おそらくは防犯設備の広告でしょう。

本能寺に滞留中、兵力の手薄なところを明智光秀に夜襲をかけられたことをモチーフにしているのは確実で、歴史好きの僕としては、思わず「お、うまいこと言うな」と感心してしまいました。

てなことで、今日はちょっと趣向を変えて「影響力の武器」で解説されている人を動かす6つの力で、本能寺の変を読み解いてみようと思います。

本能寺の変とは

1582年6月2日、天下統一を目前にしていた織田信長が、京都の本能寺で家臣の明智光秀に討たれた事件のこと。

歴史の授業でも出てくるし、戦国時代末期を舞台にした映画やドラマ、小説などの作品では必ずと言っていいほど登場する、歴史の転換点となった大きな事件です。

そんな中世日本史のメインイベント『本能寺の変』ですが、明智光秀が謀反を起こした理由は色々と説があります。

光秀は精神を病んでいただの、信長に個人的な恨みがあっただの、朝廷と公家が裏で糸を引いていただの、豊臣秀吉が画策しただの、細川藤孝にはめられただの、徳川家康が黒幕だの、毛利が窮状を打開するためにやっただの、迫害された仏教勢力の仕返しだの、はたまた森蘭丸が操っていたなどなど。枚挙に暇がありません。

でも、ホントのところ明智光秀が何を考えていたのかは、サッパリ分かりません。

それなりに考えや目算があってやったことなのでしょうが、ここで不思議なのが、なんで明智光秀の家臣がそんな無茶なことに従ったのか?ということ。

普通に考えたら

明智家家臣
いやいや、信長さんを討つなんて大丈夫なん?その後、エライことになるんちゃうん?権六のおっさんとか、めっちゃ怖いやん

て思って、ついていかないですよね。

でも、この時の明智家家臣団の行動も、人を動かす影響力で考えることができます。

人を動かす6つの力

影響力の武器で解説されている人を動かす6つの力は、ザックリ説明すると次のようなものです。

①返報性:何か自分のためにしてくれたら、お返ししないと、と思うこと。

②一貫性:一度決めたことをやり通そうと考える事。

③社会的証明:世間の人が言ってることを正しいと思うこと。

④好意:親しい人からのお願いは断りにくいし、何かをしてあげたくなること。

⑤権威:エライ人(エラく見える人)の言うことは正しいと考える事。

⑥希少性:少ないものに価値を感じること。

集客を始める前に 知っておくべき人を動かす6つの力

2017.06.12

では、これで本能寺の変に付き従った、明智家の家臣の心の働きについて考えてみましょう。

なんで光秀の謀反に加担したのか

①返報性:お返ししなきゃなんねぇ。

明智光秀と家臣たちは、当たり前ですが主従関係にあります。
主従関係と聞くと、家臣が盲目的に主人に従うことと考えがちですが、そうではありません。

古くは「御恩と奉公」という考え方に始まりますが、主人に従う(=税と労働力を差し出す)ことで、領地を按分して保護してもらえます。
領内や家臣同士で揉め事が起きれば仲裁もしてくれます。
自分の領地での収穫が少なければ、貸付や救済もしてくれます。

しかも、明智光秀は家臣だけじゃなく、領地の民衆からもたいそう評判が良かったとのこと。

だから

明智家家臣
お世話になってるご主人様には、お返しをしないとならねぇ!

ってみんな考えていたとしても、おかしくありません。

②一貫性:オイラ明智家の家臣だし。

現代の日本と違い、当時の人々は基本的に土地に根ざしています。いわゆる土着の人々。

先祖代々ずっと、その土地の領主さまに従っています。

なので、生まれたときから明智家がご主人様。物心ついて、元服するときには、もう明智家の一員という意識が根付いています。

それだけ長く付き従っているので、明智家のために働く!のが一貫性を保つことになるのです。

明智家家臣
よっしゃ!明智のお殿様のために、もういっちょガンバルか!!

③社会的証明:信長は悪いやつだ、ってみんな言ってるし。

当時の織田信長は楽市楽座や南蛮文化の取り入れなどを推し進める、革新的な政治家でした。

でも、一方では自分に従わない比叡山を焼き討ちしたり、一向宗の門徒を虐殺したり、伊賀の里を全滅させるなど、多くの残酷な行為で、恐れられてもいました。

そんな信長さん、世間的にも武将の間でも、さらにその下の家臣の間でも、あんまりよくない評判が多かったことでしょう。

明智家家臣
みんな「信長は悪いやつだ」っていってるから、そうに違ぇねぇ!

④好意:やっぱご主人さまのこと、好きだし。

人は接触頻度の高い人に、好意を覚え、信頼感が高まります。これをザイオン効果といいます。

若い時から仕えてる家の当主で、世話にもなってるいい人。そりゃ好きになりますよね。
で、好きな人の頼みごとは簡単には断れません。

明智家家臣
しゃぁねぇ。言うこと聞いてやっか

⑤権威:ご主人様は名門の出だし。

明智家は家系をたどっていくと、(ことの真偽はおいといて)清和源氏にたどり着きます。

清和源氏というのは、平安時代にいた清和天皇の孫が、源(みなもと)姓をもらって分家したのが始まり。なので明智光秀は天皇の血を引く子孫なのです。

めっちゃくちゃ名門ですよね。
それに朝廷にもつながりがあるし、和歌や茶の湯でも有名な文化人。

しかも、織田家に登用されたのは遅かったのに、筆頭家老として重用され、織田家四天王とも呼ばれるぐらい、政治にも軍事にも秀でた人。

明智家家臣
そんなエライ人の言うこと、聞いとかなあきまへんがな。

⑥希少性:今しかチャンスないって言うてるし。

6月1日に、信長から光秀あてに「軍備が揃ってるか見せに来い」という飛脚が届きます。

「信長を討っちゃうチャンスはないかな~」と考えていたであろう光秀にとっては、またとない知らせ。合法的に手薄な本能寺にいる、信長のもとへ軍勢を進めることができるのです。

で、家臣に言います。

明智光秀
信長さんが本能寺でまったりしてるみたい。いまなら簡単に討ちとれるから行っとかね?

これをカッコよくすると

惟任日向守光秀
敵は毛利にあらず。我が敵は本能寺にあり!!

となります。

これを聞いた家臣たちは

明智家家臣
今しかチャンスがないって言うてるから、行っとくべ!

って、本能寺へとひた走り、見事、信長を討ち取るのです。


明智光秀に限らず「なんでそんな無茶すんの?」って歴史的事件はたくさんあります。

主導した張本人は、ちょっと飛んでるか、他の人の右斜め上を見てるのか分かんないですが、個人の決断なので、何考えてるか分かりません。

でも、それに従う人たちは、こんな感じでついていったんじゃないでしょうか?
まぁ、かなり僕の妄想が入ってますが。

で、何が言いたいのかというと。
これぐらい人を強力に動かす力があるのです。
しかも、使うのはそんなに難しくない。

だったら集客をはじめ、マーケティングに取り入れないと、もったいないでしょ?

マーケティングにしても、心理学にしても、知らなければ何をしたらいいか、サッパリ分かりません。

でも、理論を知ってれば、応用するのはそんなに難しいものじゃありません。

あなたも、ぜひマーケティングの理論を学んで、サロンの経営に活かしてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

山口 和也

<年収1000万サロンナビゲーター> 1975年12月27日生まれ。大阪府富田林出身。 自身、脱サラして1人整体院の開業から、様々な失敗や紆余曲折を経て約2年で年収1000万円を達成。 現在も同じ整体院を経営しながら、現場で実践済みの、すぐに役立つアイデアや解決策を活用したコンサルタントも行う。  ★詳しいプロフィールはこちら★