収入がいくらあれば、人は幸せになれるのか?

サロン集客 マインドセット 収入と幸せ

お金っていくらあっても困らないですよね。

多すぎるお金は人を不幸にすると言いますが、少なくとも、僕は困るほどのお金を手にしたことがありません。

お金がなくて困ったことはいくらでもありますけどね・・・

でも、お金っていくらぐらいあればいいんでしょう?
いくら稼いでれば幸せになれるんでしょうか?

なんてことを、いろんな心理学者や経済学者のエライ先生たちが調査しています。

750万円あればいいみたい

物価の変動などの影響が多少あるみたいですが、日本だと家族1人あたりの世帯収入が750万円あれば、取りあえずはお金に関する心配やストレスがなくなるそうです。
まぁ、普通に庶民の生活してればですが。

ちなみにアメリカだと7万ドル、フランスでも7万フランと、大体同じぐらいの金額になるらしいです。面白いですね。

目標設定にどうぞ

経営をする上で目標を設定することはとても大切です。

その目標に売上や収入を設定している人もいると思いますが、これがなかなか難しい。

実現したいことを積み上げていって、それを収入や売上目標にするといいと言われます。
でも、実現したいってことは、これまでやったことがないってこと。

だから、どんぐらいお金がいるのかわからない。
で、現実味のある、腹におちる目標を設定できない。

もし、そんなふうに感じているなら、この家族1人あたり750万円を使ってみてはいかがですか?

正確には家族1人あたりの世帯収入が750万円なので、奥さんや旦那さんなど、他の家族に収入があるなら、それもひっくるめての金額になります。

年収3000万円目指してます

サロン集客 マインドセット 収入と幸せ

僕は娘が1人と息子が1人います。
なので、僕とワイフと子供2人で750万円×4人の合計3000万円。

ワイフも働いていますが、そこは考えないことにして、僕1人で年収3000万円にする。
これが当面の目標です。まだまだ、ですけどね^^

とりあえず、45歳までに達成することを目指しています。

うまい具合に、誕生日が年末(12月27日)なんで、1年で考えやすいんですよ^^

僕も過去には、実現したいことややりたいこと、学費や貯蓄などで必要になることの積み上げで目標を作ってたんですが、なんかしっくり来なかったんですよね。

でも、これにしたらスッキリしました。

もちろん、お金だけが全てではないし、お金で手に入らない物もたくさんあります。

でも、お金で手に入るものも、お金がないと手に入らない物も山ほどあります。

そのためにも収入を目標に設定することは、ぜんぜん卑しいことなんかではありません。

もし、あなたも金額の目標が設定しにくいなぁ、って感じてるなら「家族1人あたりの世帯収入が750万円」で考えてみてくださいな。

サロン集客 目標設定 SMART

もし、あなたが

いやいや、そんな収入なんて無理やって・・・

と思ってしまったなら、この先を読んで、その考え方をカチっと切り替えてください。

パレートの法則で考える。上位の4%に入って年収1000万円を実現する方法

パレートの法則

パレートの法則 を知っていますか?
80:20の法則とも言われます 。ビジネスの場ではよく使われます 。

パレートの法則とは?

ビジネスでは「売上の80%は20%の上顧客から、20%は残りの80%の顧客から生まれる」とよく言われます 。
他には「20%の社員が売上の80%を作り出し、20%は残りの80%の社員が生み出す」とか 。

また、20%の人はまじめに仕事する 。残りの80%はテキトーに仕事するなどなど 。

セミナーなどででは、20%の人は学んだことを実践する 。80%は何もしない、というのもあります 。

2:8の進化版 2:6:2の法則

「2:8」の8をさらに分解した2:6:2の法則というのもあります 。

これを仕事に当てはめると、次の様になります 。

20% → めっちゃ仕事できる人 。
60% → 可もなく不可もなく仕事する人 。
20% → 全然、仕事できない人 。

20%×20%=4%

では、これを学びを活かすという観点で見てみましょう 。

セミナーに参加したり、ビジネス書を読んだりする人のうち、実際に行動する人も2:6:2に分類されます 。
2と6と2だと、分かりにくいので上位の2をA群、6をB群、下位の2をC群とします 。

A群20% :課題を持って、何かを学ぶ人
B群60% :課題は感じていて、何かしないとな~と思いながら何もしない人
C群20% :そもそも課題すら感じない人

ここから、上のA群20%もさらに2:6:2に別れます 。

A群20% :学んだことを正しい方法で継続してやり続ける
B群60% :間違った方法をしてしまう 。
C群20% :やるけど、すぐにやめてしまう

だいたいこんな感じになると言われています 。

課題を感じて、自分から何かを学ぶ20%の人の中で、正しい方法で実践し続ける人は20% 。
20%のうちの20%なので、全体の4%に過ぎません 。

100人いたら、たった4人なんですね 。

そして、この4%という数字が大きな意味があります 。
気づいたあなたは、結構するどい 。

それは、年収1000万円をこす人が、就労人口の約4%だということ 。
年により変動がありますが、ここ20年は3.8~4.1%で推移しています 。

驚きでしょ 。

自分の人生、働き方、収入、ライフスタイルなどに疑問や課題を感じて、自分から動いて学んで、それを実践し続ける人だけが年収1000万円をこすことができるのです 。

このブログを読んでいるということは、あなたも少なくとも上位のA群の20%かB群の60%に入っているはず 。
せっかく課題を感じて動き出しているんだから、上位20%のさらに20% 。
A群の中のA群=4%に入ってください 。

では、次はもう少し違った角度から見ていきましょう。

職業平均で年収1000万円は意外と少ない

職業別の平均で見ると、以下のようになります 。

  1. パイロット 1,530万円
  2. 医師 1,098万円
  3. 弁護士 1,094万円
  4. 大学教授 1,086万円
  5. 大学准教授 857万円

さすがに、パイロットはすごいですね 。
技術・知識的な価値もさることながら、1度に何百人もの命を預かるという、特殊性が年収に反映されているのでしょう 。

それに続く、医師、弁護士、大学教授は順当といったところですかね 。

でも、こうしてみると意外と収入が少ないと思いませんか?
もちろん平均なので、もっともらってる人もいれば少ない人もいます 。

医師でも大学病院の院長クラスになれば3000万円ぐらいあるでしょうし、反対に競争が激化している歯科医業界では、年収300万円台というのも、珍しくないそうです 。

ちなみに、企業の役員が1000万円程度 。
なので、勤め人ならめっちゃ優秀で、私生活も犠牲にして頑張りまくったひとつまみの人が、年収1000万に到達できます 。
上場企業の場合は、役員になると1500万円オーバーというのも珍しくありませんが、こっちはさらに狭き門ですね 。

業界で見ればやはり、銀行・証券系、マスコミ関連が収入のトップに来ます 。

5人中3番になれば 年収1000万円

前にも書きましたが、年収1000万円を達成しているのは、上位約4%の人たちです 。
「でも、上位4%に入るなんて無理!」
そう思ってませんか?

確かに100人が横並びでいる中で、上位4人に入るのは厳しそうですね 。
では、あなたの視点を変えるために、もう少し分解してみてみましょう 。

日本で働いている人のうち、1000万円を狙えるポジションにの人はどれぐらいいるのでしょうか?

50%はサラリーマンか公務員

日本人の5割が民間の企業や法人で働くサラリーマンか公務員です 。
(お医者さんやパイロットも、雇われている人はここに含まれます)

上場企業の役員や保険のトップセールスマンなどで、一部1000万円を超す人もいますが、ごく少数 。
この中の1%にも届かないので、計算するほどの数字にもなりません 。
これで、全体の50%が消えました 。

40%の非正規雇用

次に、近年増加の一途にあり、社会問題にもなっている非正規雇用の人たち 。
2016年、ついに就労人口の40%を超えたというニュースが大きく報じられました 。
この人たちも、残念ながら1000万円を超すことはできません 。

これで90%が消えました 。

100人で考えると、残り10人です 。
10人のうちの上位4位ぐらいなら、狙えそうじゃないですか?

経営者が10%

では、ここで残った10%(10人)のはどんな人たちでしょう?
サラリーマンでも公務員でも非正規雇用でもない人 。

そう、経営者です 。

当然、規模は様々です 。
大企業の社長から、中小企業の社長、個人事業主、フリーランスなどなど 。
部下をたくさん抱えている人もいれば、自分のカラダ一つ、腕一本という人もいます 。

大企業の社長さんだと、1000万円は軽くもらってそうですよね 。

でも、日本の企業のうち、大企業はわずか0.3%しかありません 。
ほとんどが中小・零細企業なんです 。

とはいえ、大企業の社長さんは1000万達成確実として、抜けてもらいましょう 。
本当は0.3%程度ですが、数字が細かくなると面倒なので1%(1人)分、席を減らします 。

すると、9人のうちの3番目までに入れば1000万円を達成できる計算になります 。

「え~、それでも厳しぃ!!」
そんなあなたを勇気付けるために、もう少し思考を進めます 。

日本の6割は個人企業

平成24年2月時点で全国にある企業数は412万8215企業 。
これは法人と個人事業を合わせた数字です 。
この記事を読んでいる方は、おそらくいきなり法人化ということはないと思うので、個人事業に絞ってお話していきます 。

では、個人事業主がどれぐらいになるかというと、約240万件 。
日本にある企業のうち、実に6割が個人事業なのです 。

そして、412万企業のうち99.7%が中小・零細企業です 。
大企業は0.3%しかないんですね 。

ちなみに大企業の線引きは以下を参考に 。

製造業:資本金3億円以上又は従業者数300人以上
卸売業:資本金1億円以上又は従業者数100人以上
小売業:資本金5千万円以上又は従業者数50人以上
サービス業:資本金5千万円以上又は従業者数100人以上

起業の生存率 。裏替えせば廃業率

これだけ日本には多くの企業がありますが、もちろんすべてが黒字で儲かっているわけではありません 。
毎年、役所に多くの開業届が出され、それと同じぐらいの廃業届が出されています 。

開業後に企業がどれぐらい存続してくかというのと「企業の生存率」といいます 。
生々しい言葉ですね 。

国税庁や中小企業庁、あるいは日経などで独自調査がされていて、数字に多少の差はありますが、大体こんな感じになります 。

1年後に60%、
3年後に38%、
5年後に15%、
10年後は4%

裏返して「廃業率」としてみると 。

1年後に40%、
3年後に62%、
5年後に85%、
10年後は96%

開業して5年保たずに辞めていく人が、85%もいるんです 。
3人に2人は5年続かないのです 。

さらに10年以上続くのは、たった4%!
近所に昔からある駄菓子屋さんやお好み焼きやさんのおばちゃんを尊敬してしまいます 。

ちなみに、上の数字は役所に廃業届が出されている数字なので、届けも出さずに廃業した、夜逃げしたなどを含めると、生存率はもっと低くなるでしょうね 。

これが日本の現実です 。

「開業したら、年収1000万!」
「独立して儲かったらベンツに乗るぞ!」

ことはそう簡単なものではありません 。

大半の企業は儲かってない

といってもたいしたことはありません 。
ちょっとあなたの周りを、見てみましょう 。

個人でされてるサロンや整体院、飲食店、食料品店、本屋、などなどを思い浮かべてみてください 。

年収1000万をこしてそうな人っていますか?
あるいは、それぐらい儲かってそうなお店やサロンってありますか?

あんまり見当たらないと思います 。
個人や中小企業の3年生存率が50%に満たないということは、ほとんどが儲かっていないということ 。

そうすると、さらに人数は少なくなります 。

9を半分にすると端数がでるので、またまた四捨五入して5にしましょう 。
すると、5人中の3番目

5人の中で3番目ぐらいなら、届きそうでしょ?

年収1000万円を超すのは4%とはいっても、9割が土俵にすら乗ってなく、土俵に乗っている残りの半数も1000万円には届かない状態 。

こうして考えると、年収1000万円もそんなに遠いもんじゃないと思いませんか?
実は、1人サロンであっても、やることを、ちゃんとやり続ければ、年収1000万円は難しい数字ではありません 。

やるべきことをやらないから潰れていく

独立するだけで、お客さんが来て、それなりにやってれば儲かるだろう 。
そんな考えなら、開業しないほうがいいでしょう 。
確実に失敗します 。

店長やオーナーが口うるさくてもも、
自分のやりたいようにやれなくても、
人間関係が煩わしくても
労働時間のわりに給料が少なくても、

雇われているほうが安全です 。
でも、
どうしても独立したい!
自分のサロン、お店を持って開業したい!
夢をかなえたい!

そんな強い思いがあるなら、悲観しなくても大丈夫 。
しっかりやるべきことを正しいやり方でやって、がんばって継続していけば、年収1000万円も難しいことではありません 。

先ほどの企業生存率で、廃業せざるを得なかった人たちは、やるべきことを正しいやり方で継続しなかったから、廃業せざるを得なかったのです 。

言い換えれば、
やるべきことを正しいやり方で継続していけば、しっかりと稼いで、雇われ時代よりも収入を増やすことができるのです 。

それにはどうすればいいのでしょうか?

サロン経営者にとって、いちばん 大事な役割 とは

サロン 経営者 であるあなたのいちばん 大事な 役割 はなんですか?

施術の効果を高めるために、技術や知識を磨くこと?
お客さんの満足度を上げるために、接客スキルを上げること?

もちろん、施術者として考えれば、それもとても大事です。

でも、あなたが経営者なら、他にやるべき大切な 役割があります。

取らぬ狸の皮算用

単価を10000円にして、1日に5人施術。

20日営業すれば1ヶ月で100万円。

年商1200万円。経費を抜いても、1000万円は軽いな♪

それだけあれば時間の余裕もできて、ゆっくり過ごせる。
空いた時間には好きな本を読んだり、予約の合間に、ゆっくりランチもしたいな。

なんて、甘い甘い!!

蜂蜜とメープルシロップを混ぜて
コトコト煮詰めたぐらい甘い!

こういうのを取らぬ狸の皮算用と言います。

まぁ、僕も開業前だけじゃなく、開業後しばらくは、こんな考えをしていました。。。
大間違いでしたけどね(._.)

そんなにお客は来ない

ハッキリ言って、自力でやってる限り、いきなりそんなにうまくいくことはありません。

オープンして1ヶ月間、友人にしか施術しなかったというのも、全然めずらしくありません。

集客について、ここでは詳しくは書きませんが、これが一番の難点です。

「1日に5人来て」の5人を集めるのが大変なんです。

「HP作って、チラシを配布したら来るでしょ?」

いいえ、来ません。
HPを作っても、チラシを撒いても、看板を立てても、集客のセオリーを踏まえていないと、誰も来ないどころか、気づいてすらもらえません。

初期投資の少ない1人サロンでも、最初の1年は利益がでないぐらいの覚悟が必要です。

集客できないと宝の持ち腐れ

サロンや整体院をしている以上、施術はとても大きく重要なコアスキルです。

だから、みんな施術の技術や知識を磨くし、日々、練習や勉強を怠りません。

もちろん、それもめっちゃ大事。

でも

どんなに立地がよくても

どんなにおしゃれな内装でも

どんなにサービスが良くても

どんなに人柄が良くても

ぜんぜん施術がイケてなかったら、お客さんはリピートしてくれません。

でも、お客さんがリピートするかどうかを判断するということは、1回目の施術を受け来てもらってからの話。

つまり。

どんなに素晴らしい技術を持っていても

どんなに知識が豊富でも

どんなに臨床経験が多くても

どんなに素晴らしい接客ができても

集客できなければ、誰にも知ってもらえません。

あなたの技術を発揮し繁盛サロンにするためには、施術を受けるお客さんを呼び込まないといけないのです。

そうしないと、宝の持ち腐れで終わってしまいます。

雇われスタッフのうちは会社やオーナー、店長・院長などが集客を考えてくれていました。

それがいちばん大事な仕事だからです。
だから、あなたは技術や知識を磨くことに集中できていたのです。

でも、1人サロンの経営者となったら、話はちがってきます。

集客がいちばん 大事な仕事

こんなふうに「集客・集客」というと、

「そんなん考えんと施術に集中したいねん!」

という人も、たくさんいます。

その気持もわかります。
僕も開業当初は同じでした。

「チャチャっと集客して、良い施術をしてたら口コミや紹介で勝手にお客さんは増えていくやろ」なんて考えていました。

いまになって思い返すと、考えが甘いを通り越して妄想の域に達してましたね。。。

お恥ずかしい。

でも、経営者である以上、集客のことを考えなければサロンの経営は成り立ちません
もちろん繁盛サロンのためにも集客は欠かせません。

あなたのいちばん大事な仕事は、施術でも接客でもなく「集客」なのです。

これを自分の重要な仕事として認識しているのといないとでは、大きな差となって現れます。

「ただの施術者」でいられるのは雇われのうちだけです。

たとえ小さくてもサロンの経営者となる以上「あなたのいちばん大事な仕事は集客」

やることが山盛り沢山

1人サロンのメリットは、自分で全てできるという点があります。
でも、それが最大のデメリットでもあります。

自分で全部出来る=自分で全部しないといけない。

お金ができてくると外注できるようになりますが、最初はほんとにすべて自分でしないといけません。

サロンの掃除や片づけはもちろん、お金の計算、銀行へのお使い、消耗品の買い出し、観葉植物の水やり、チラシまきやポスティング。

はては確定申告や税務署への提出。

サンキューレターを書いたり、文面を考えたり。
ブランクのお客様には再来店を促すレターを書いたり。

さらに一番大事なのが集客とリピートの安定化をどうするか。
フリーペーパーやポータルサイトに出稿するには、原稿を考えないいけません

さらに、上がってきたもののチェックもしないといけない。

もう、やることは、めちゃくちゃあります。

特に、経営が軌道に乗る=集客・リピートの流れが安定するまでは、もう大変です。

ここに一番時間と労力を取られれるし、注がないといけません。
そのためには、マーケティングの勉強をし続けないといけません。

平均 的な範囲に収まってると安心だよね~、って全然ダメですから!

「 平均 ってどれくらいですか?」

こんな質問をよく受けます。

  • HPを改善してから成果が出るまでの平均的な期間 …
  • チラシの 平均的 な集客率 …
  • 独立開業してから月収100万円までの平均的な期間 …
  • 同業・競合の的な労働時間や日数 …
  • ブログを書くのにかかる平均的な時間 …
  • 1人整体院 ・ サロン経営者の平均的な年収 …

などなど。

やっぱり平均って気になりすよね。
でも、 実は平均なんてものには、 まるで意味がありません。

「 普通は … 」
「 一般的には … 」
「 標準だと … 」
「 だいたい … 」

こんなのも、 数値化はできないですが 平均 がどのあたりにあるのかを聞いているんですよね。

「 短期間で売上や利益をアップする方法は? 」 って考えたことないですか?

これもやっぱり平均を聞いているわけです。

でも、 平均ってのは2つの観点から見て全く意味がありません。

第1の観点 : 平均的は真ん中でしかない

平均の値の出し方は数字を全部足して、 それを足した要素の個数で割って計算します。

なので、 両極端のものを並べると平均になります。

右手は凍傷で凍りついてて、
左手は熱湯に突っ込んで火傷。

でも平均すると快適な温度です。
っておかしいですよね?

収入を例にとって見ましょう
例えば、

年収3000万円のサロン経営者

年収0円のサロン経営者
がいた場合。

この2人の平均は、
3000 + 0 ÷ 2 = 1500
なので、年収1500万円です。

年収0万円の人が29人いたら、全員で30人なので

3000 + ( 0 × 29 ) ÷ 30 = 100

で、 平均年収は100万円。

もし、あなたの年収が300万円だとしたら

「300万だったら、 平均の3倍も稼いでるじゃん ! 」

では、 ないですよね。

2017年の日本人の平均世帯年収は551万円だそうです。

この数字をみて多いと感じるか少ないと感じるかは、 人それだと思います。
でも、
「世帯の平均年収が551万円なら、 イインじゃない?」という人も多いでしょう。
だけど、 実態はと言うと収入が551万円以下の人が62%もいるのです。

これはどういうことかと言うと、 少数の稼いでいる人と多くの稼げてない人がいて、 それを平均すると551万円になるだけ。ってこと。
ちなみに、 この統計の中央値(どこに一番人が集まっているか)は423万円。
平均の551万円と比べると、 年間で約130万円。1ヶ月あたり、 約10万円も差があるのです。
これって、 かなり大きいですよね。
だけど、 平均だけを見ていると、 この実情は見えてきません。

平均はただの真ん中の数値でしかありません。
だから、 どれだけ平均を見ても実態を知ることはできないのです。

第2の観点 : 平均 は団子状態

とはいえ、 平均値に近い人たちが団子状態になっていることもあります。
こういうとき平均値に意味がありそうな気がしてしまうんですよね。

だけど、 それはつまり、 多くの人が団子状態になる範囲に収まっているということ。

日本人は平均が好きです。
平均点
平均寿命
平均身長
平均収入
平均ボーナス額
なんでもかんでも、 平均的。

これは性格とか育った環境の問題ではなく、 遺伝の形質的にそういう傾向があります。
この傾向があるから集団に属そうとするし、 そのために平均的な所に安心感を感じます。

反対に、 この傾向を持たない人は、 集団に属しにくいので子孫を残しにくい。
だから、 結果的に平均を好む形質を持った人たちで社会が形成されていき、 そこに安心感を感じ、 まだ子供を作り…と繰り返して、 いまの日本は平均を好む人がたくさんいるわけです。

サロン集客 マインドセット 鬱 セロトニン

もちろん、 100%の人がそうというわけではないんですけどね。

とはいえ、 そういう人が生き残って社会を形成し、 文化を醸成しているので、 どうしても平均=集団に属して安心を求めようとしがちです。

でも、 平均ほど無意味なものはありません。

あなたの身長は何cmですか?
僕は172cmです。

日本人の成人男性の平均身長は171cmだそうです。僕はまさに「ほぼ平均」なわけですが、 平均的な身長だからといって何かに有利に働いたことは、 これと言ってありません。
バスケットやバレーボールなどをするなら、 もっと身長が高いほうが有利だし、 競馬の騎手や競艇選手になるなら171cmでは大きすぎます。


起業後、 10年後に生き残っている会社は4%程度と言われます。

日本人で働いている人で、 年収1000万円以上稼ぐ人はたったの4%以下。

つまり、 少なくとも仕事とお金に関しては、 絶対に少数派が正しいわけです。
と考えれば、 やっぱり平均から物事を考えるとその大勢になってしまう、 ということです。

そもそも、 平均的なところに収まっていてたいのであれば、 自分で起業するよりも会社づとめをしている方が、 はるかに平均的日本人の生活をおくることができます。
収入も。
労働時間も。
家族との時間も。
仕事の責任も。
社会の柵も。
人間関係も。
将来への不安も。

だけど、 この記事を読んでくれているということは、 そんな平均的な生活は捨てて、 すでに独立・起業しているか、 しようとしているかのどちらかだと思います。
だったら、 平均なんて気にしないでください。
それでは、 いつまでも真ん中から抜け出せません。

経営者として成功するには、

平均を気にしないこと。
平均から抜け出すこと。

まずは、 これを意識してみてください。

あなたは自分の強みをちゃんと活かせてますか?

あなたは 自分の強みを活かせてますか?

なんて質問をしてみましたが、 自分の強み を活かすってどういうことでしょ?なかなか、 難しいですよね。
なので、 陸上部の2人を例にして考えてみましょう。

自分の強み 長距離,短距離

100mを11秒で走れるけど、 持久力がないA君

100m走るのに16秒かかるけど、 何時間も同じペースで走り続けられるB君

A君の強みは瞬発力
B君の強みは持久力

そのまま強みを活かすなら

A君は短距離走
B君は長距離走

が向いています。

強みを活かせるから、 結果もついて来る。
そうするとモチベーションも上がるから、 さらにがんばって成績も良くなる。

いいサイクルですよね。

オリンピックは無理だとしても、国体ぐらいなら目指せるかもしれません。

でも。
逆の選択をしてしまったら、 どうでしょう?

持久力のないA君が長距離走
瞬発力のないB君が短距離走

A君は持久力がないという弱みを、 B君は瞬発力がないという弱みを、 それぞれ克服しないといけません。
それはそれは、 並大抵の努力ではないでしょう。

でも、 どんだけガンバっても、 A君は、 持久力という強みを持っている人には勝つのは難しいでしょうし、 B君も、 瞬発力という強みを持っている人にはなかなか勝てないでしょう。

国体どころか、 地方の小さい大会や、学校の体育祭でも大した成績が残せないかも知れません。
そうすると、ガンバってもガンバっても結果に繋がらないので、 楽しくない。
だから、モチベーションも上がらない。

そんな状態でも、練習しないといけないので、嫌で嫌で仕方なくなってくる。。。

スポーツや勉強だと強み、 弱みが成績や順位なのではっきり出てくるので分かりやすいですよね。

仕事になると色んな要素が絡み合ってくるので、チョットわかりにくくなります。
でも、 自分の強み を活かした仕事をしていなかったら、 努力が報われないのはスポーツと一緒です。

弱みを克服するのは超大変

自分の強み 弱み 克服


強みを伸ばすことよりも、弱みを克服することのほうが何倍も努力が必要です。
それならいっそ、改造手術を受けたほうが早いかも知れないぐらい。

例えば、 口が達者でコミュニケーション能力が高くどんな人とでも、 すぐに打ち解けて楽しい会話をできる人の場合。
和気あいあいとした雰囲気で施術をするほうがお客さんの満足度も高くなるだろうし、 そういう人が集まり(残り)やすくなります。

でも、 口下手で話すのが苦手な人が、 同じ事を真似してもうまくいくのは難しいでしょう。

そういう場合は、 施術中の会話は最低限に抑えて、 静かな落ち着いた雰囲気を作って施術することで、 それを好む人が集まりやすくなります。

ほかにも色々ありますよ。

得意な症状、 苦手な症状
年配の方と話しやすい、 話しにくい
子供が好き、 嫌い
運動が好き、 苦手

などなど。

完全に強みだけで仕事をするのは難しいですが、 1人整体院やサロンならば、 できるだけ弱みが出てこないように仕事を組み立てることはできます。

あまり話のネタも持ってないし、 会話をふくらませることもできないのに話しかけてきたり、ありきたりの質問ばかりをしてくる美容師さんって、はっきり言ってうっとうしいですよね。
でも、これは働いている美容室の方針が「お客さんとできるだけ会話をする」 だから、たぶん無理やり話しかけてるんだと思います。

だけどあなたは自分で整体院 ・ サロンの接客方針を決めることもできるし、それにあったお客さんを集めることもできますよね。

だから、 自分の強みを知って活かすことは、 ビジネスを成長させる上でも、 人生全体を考えたうえでもとっても大事なのです。

強みを活かすことについて、 経営とマーケティングの神様 ドラッカー氏もこう言ってます。

強みのみが成果を生む。弱みはたかだか頭痛を生むくらいのものである。
しかも弱みをなくしたからといって何も生まれはしない。
弱みをなくすことにエネルギーを注ぐのではなく、 強みを生かすことにエネルギーを費やさなければならない。

経営者の条件

自分の強みを見つける方法

自分の強み 見つける方法


とは言え、 自分の強み が何なのか?いきなり聞かれてもなかなか答えられないですよね。

そんな時は、 色々な本やツールを試してみるのもオススメです。

僕がオススメしているのはベストセラー書籍「さあ、 才能(じぶん)に目覚めよう」で有名なStrength FinderR。

「さあ、 才能(じぶん)に目覚めよう」には、 ストレングス・ファインダーで使われている34の強みの解説と事例が載っています。この本だけで強み分析はできませんが、 巻末にストレングス・ファインダーのパスコードがついているので、 それで強み分析を受けることができます。

とりあえず、 どんな強みがあるか知りたい!という人はこちらのサイトが分かりやすくまとめてくれています。

また、 公式のアプリもあります。
このアプリでも、 分析はできませんが(19.99ドル払うとできます)34の強みの解説を見ることができます。お金を払って分析すると、 自分だけの分析結果や細かい情報を見れるようになります。

ほかにも、 16personalitieesや、 グッドポイント診断など、 無料で強み分析できるツールもあります。ほかにも探せば色々出てくるので、 どんどん試していくもの楽しいかも。

ちなみに、 僕はストレングス・ファインダーで強み分析をしたことで、 施術家からコンサル・コーチに舵を切ろうと決心しました。

これが僕の5つの強み分析の結果です。

強み① | 最上思考

「最上志向」 の才能の持ち主は、 個人や集団の卓越性を高める手段として、 強みに注目します。
優れたものを最高レベルのものに変えようとし ます。

強み② | 原点思考

「原点思考」 の才能の持ち主は、 過去について考えるのが好きです。
歴史をたどることにより、 現在を理解します。

強み③ | 内省

「内省」 の才能の持ち主は、 知的な活動に多くの時間を費やします。
内省的で、 知的な議論が好きです。

強み④ | 分析思考

「分析思考」 の資質が顕著な人は、 物事の理由と原因を追求します。
状況に影響を与える可能性のあるすべての要素を考慮に入れる能力を備えています。

強み⑤ | 未来志向

「未来志向」 の才能の持ち主は、 未来と未来にできることを心に描くことで、 ひらめきを得ます。
未来についてのビジョンを語ることで、 人々にエネルギーを与えます。

これが、ストレングス・ファインダーで出てきた、僕の強みです。

人の長所をのばし卓越性を高め
過去の事例や実績などを分析することで
物事の本質、 課題を見極めて解決し
ビジョンを見せることで未来へと導く。

教師やコーチ、 コンサルタントに向いていると言われる強みです。

学校の先生になりたいと思っていた時期もあるし、以前勤めていた会社でも、こんな資質が求められる部署で働いてもいました。
自分の好きなことや興味のあること、やりたいことを考えていくと、自然とそうなっていくんでしょうね。

ビジネスをする上で、 自分の強みを知ることはとても大切です。
興味がある方は、 「さあ、 才能(じぶん)に目覚めよう」がオススメですよ。

千里の道も一歩から。誰でもできる効果的な目標の立て方

目標の立て方 が大事なのは、何も仕事に限ったことではありません。
プライベートでも、とても大事です。

でも、実は無意識のうちに、ちゃんと目標を行動を立てている。はず。

例えば、旅行を例にとってみましょう。

あなたは、旅行が好きですか?
僕は好きです。

海外には40回ぐらい行ってますが、スキューバダイビングをしているので、ほぼ南の島だけ。グアム、サイパン、パラオが8割です。
国内旅行も好きで、沖縄(これもダイビング)も30回ぐらい行ってると思います。

あとは、キャンプが好きなので山や川のあるところに、サーフィンをするときには、海側に行きます。
バイクでツーリングにもよく行ってました。

とはいえ、子供ができてからのここ数年は、車で行ける1~2泊の範囲が大半で、遠出したり、長く行くこともなくなりました。。。。

旅行の始まりは予定をたてることから

さて、旅行では予定を立てるのが、とても大事です。
車でドライブ感覚で行く旅行なら、最悪でもその日中につければいいので、あまり時間や行程を細かく気にして予定を立てなくても大丈夫。

でも、参加したいイベントがあったり、観たい出し物などがあるときには、そうも行きません。

その時間に間に合うように、新幹線や飛行機の時間を手配して、出発の時刻や、さらには前の日の準備なども、しっかりと考えて段取りする必要があります。

例えば、東京ディズニーランドの、年越カウントダウンイベントに参加しようとすると、どんな予定になるでしょう?
あなたも一緒に考えてみてください。

ちなみに、僕はディズニーには2回しか行ったことがありません。
横浜に5年ほど住んでたんですけどね。あまり興味がなかったというか、なんというか。
まぁ、そんなことはどうでもいいですね。

7ステップのワークであなたのホントの目的を見つける

ゴールから、今いるところまでを逆算する

予定を立てるときの大事なのは、ゴールから逆算するということ。

この場合、カウントダウンイベントへの参加がゴールです。
ディズニーは毎年12月31日の20:00から1月1日7時まで、カウントダウンイベントを開催しています。
チケットは予約制だから、買うために並ぶ必要はないので、20:00にゲートに到着するのがゴール。

僕は尼崎という、兵庫県の大阪寄りに住んでいるので、そこからスタートすると想定して行程を分解し、逆算していきます。
あなたも、ご自分のお住いから行くケースを一緒に考えてみてください。

尼崎からディズニーに行く場合、新幹線・飛行機・車が一般的に取れる手段として考えられます。
今回は娘と息子も一緒にいくので、新幹線で行くことにします。
その場合のルートと、それぞれの所要時間は、次のようになります。

自宅を出発
↓…タクシー/5分
阪急武庫之荘(最寄りの駅)
↓…電車/15分
阪急梅田駅
↓…徒歩/5分
JR大阪駅
↓…電車/5分
JR新大阪駅:新幹線に乗り換え
↓…新幹線/2時間30分
JR東京駅
↓…徒歩/15分
JR京葉線東京駅
↓…電車/15分
JR京葉線舞浜駅
↓…バス/5分
東京ディズニーランドに到着

単純に時間だけを合計すると、3時間40分。
じゃぁ、20:00の3時間40分前、16:20に出発すればいいかというと、そうではありませんよね。

現実的な目標を設定する

これを20:00に東京ディズニーランドに到着できるように逆算していきます。

その時に大事なことは、現実的な時間を設定すること。

例えば、電車の到着時刻ジャストに駅についていては、乗れない可能性がありますよね。
ほかにも、子供連れだと歩くスピードが遅くなるので、時間もその分余分にかかります。
前触れもなく、唐突にトイレに行きたがることもあります。

JR新幹線の東京駅から京葉線東京駅への乗り換えは、めっちゃ遠くて、大人の足でも15分ぐらいかかります。
子供づれだと25分から30分ぐらいかかりそう。
また、JR新大阪の在来線から新幹線フォームへの移動も、10分ぐらいはかかります。

この時間を計算に入れずにいると、予定の時間にまにあわず、乗りたい電車に乗れなくなってしまいます。

これらを考えて、現実的な時間で考えると次の様になります。

15:00 自宅を出発
↓…タクシー/5分
15:20 阪急武庫之荘(最寄りの駅)
↓…電車/15分
16:40 阪急梅田駅
↓…徒歩/10分
16:00 JR大阪駅
↓…電車/10分
16:20 JR新大阪駅着、新幹線フォームに移動
↓…徒歩/10分
16:30 JR新大阪駅:新幹線に乗り換え
↓…新幹線/2時間30分
18:30 JR東京駅
↓…徒歩/30分
19:00 JR京葉線東京駅
↓…電車/15分
19:20 JR京葉線舞浜駅
↓…バス/5分
19:30 東京ディズニーランドに到着

20:00 入場

それぞれのタイミングで少しずつ余裕をもたせると、このようになりました。
単純に時間だけを合計したばあいより、1時間20分も出発が早くなっています。

でも、これって旅行に限らず、日常生活でも当たり前のことですよね。

旅行になると、少し細かく考えますが、
待ち合わせが何時だから、このぐらいには出発しないといけないとか、仕事の時間に間に合うように、朝起きて、朝食を食べて、着替えて、家を出て、と自然とゴールに向かって逆算することをしています。

なんなら無意識でもできてしまいます。

目標を設定して、それを実現するための手段を考えて、逆算して、と言うのはとても当たり前の行動。
でも、ビジネスで、とくに1人サロンなどの個人事業になると、これができない人がメッチャクチャいます。

現実的な目標が行動力を生む

なんとなく行けたらいいなぁ…で、ディズニーのカウントダウンに行ける人はいないし、ぶらぶら散歩をしていて富士山の山頂まで行く人もいません。
何かをなしとげようと思ったら、道のりを分解し、現実的な目標を設定して、1つ1つクリアしてくことが必要なのです。
目に見えやすい目標を立てることが、行動力を生む秘訣です。

あなたは、夢に向かって、ちゃんと目標が立てられていますか?

みんなにシェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

みんなにシェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
山口 稼頭也
<年収1000万サロンナビゲーター> 1975年12月27日生まれ。大阪府富田林出身。 自身、脱サラして1人整体院の開業から、様々な失敗や紆余曲折を経て約2年で年収1000万円を達成。 現在も同じ整体院を経営しながら、現場で実践済みの、すぐに役立つアイデアや解決策を活用したコンサルタントも行う。  ★詳しいプロフィールはこちら★