リアルで行う集客方法
まずは、リアルで行う集客方法について紹介していきます。
サロン経営者の中には「リアルは古い、今はネット集客の時代だ」と考えている人もいますが、その考え方は間違いです。
確かにネット媒体での集客は非常に効果的ですが、ビジネスによってはまだまだリアル媒体での集客の方が向いているという場合もあります。
とくにサロンのような実店舗型地域ビジネスでは、リアル集客はとても有効です。
では実際にどのような集客方法があるのか、1つずつ確認していきましょう。
集客方法1|チラシで集客する
まずは、おそらく知らない人はいない、めちゃくちゃポピュラーな方法です。
ネット集客が広がっている今、チラシは古臭い手法のように感じるかも知れませんが、チラシを配るというのも立派な集客方法です。
そして、実店舗型地域ビジネスのサロンには相性のいい、めちゃくちゃ強力な集客方法です。
配布方法としては、新聞に折込チラシを入れたり、個人宅にチラシをポスティングしたりします。
折込チラシの場合、広い範囲にチラシを配ることできますが、その反面、配るターゲットを絞ることができなかったり、新聞購読層にしかアプローチできないので、無駄撃ちになってしまう割合は高いです。
一方、ポスティングの場合、ある程度ターゲットを絞ってチラシを配ることができるので、折込チラシに比べれば無駄になる割合は低くなります。
また、チラシを配る場合、当たり前ですがチラシの内容が非常に重要です。というか、それが集客の成否と完全にイコールです。
チラシを手にとってくれた人の目を引きつつ、ぱっと見で内容を理解できる作りにしなければ、効果は出てくれません。
あなたも新聞に折り込まれているものや、ポストに投函されているチラシを見てもらうとわかりますが、実は配られているチラシの中には、一目では何を言っているのかわからないような、イケてないチラシも多くあります。
でも、チラシを見る人は、いきなり熟読するのではなく、まず流し読みをしてから読み込むか決めるため、パット見て何の広告なのかが分からなければ、効果性は激減してしまいます。
もし効果的なチラシを作りたいなら、見様見真似で作るのではなく、基礎から学んで作るようにしましょう。
チラシに限らず、どの広告でもおなじことが言えますけどね^^
集客方法2|DM(ダイレクトメール)で集客する
見込み客に直接、広告を郵送するDM(ダイレクトメール)という方法もあります。
1つ1つ封筒を作り、郵送代を使って送るわけなので、1通あたりの経費としてはやや割高です。
でもその分、送りたい相手に確実に届けることができるので、チラシに比べると費用対効果は高くなります。
ダイレクトメールで重要なのは、見込み客にどうやって封筒を開けてもらうかというところ。
なぜなら、ダイレクトメールに関しては、封筒を開けずに捨ててしまうという人が多くいるから。
あなたも心当たりありませんか?
だから封筒の色や形、宛名の書き方などを工夫し、封筒を開けてもらえるように工夫することが、めちゃ重要です。
DMを送るのが大変。。。
という場合は、郵便局が展開しているタウンプラスというサービスをオススメします。
これは、配布地域を指定するだけで、郵便局がダイレクトメールを配布してくれるというサービスで、町名や番地単位だけでなく、マンションなどの集合住宅物件単位でも配布先を指定できます。
オートロックがかかっていて、管理人が常駐しているセキュリティの高いマンションだとポスティングに入ることはできませんが、タウンプラスだと郵便局からの配送物として配布してくれます。
ということは、競合がアプローチできていない見込み客にリーチできるということ。
やらない手はないですよね^^
集客方法3|手書き看板で集客する
黒板などを使った手書き看板も、強力な集客方法です。飲食店などでは、かなり活用されていますよね。
固定の看板と違って、手書き看板のいいところはカンタンに書き換えられること。
キャンペーンや記念イベントなどの情報をタイムリーに書くことで、見込み客に効果的にアプローチです。
また、看板を見ているということは、その前を通っているということ。つまり、看板を置いている位置が日常の行動範囲に入っている人をターゲットにすることができます。
ただ、看板だけだと見込み客の行動に繋がりにくいので、チラシやリーフレットを看板に設置して、組合わせるのがオススメです。
集客方法4|既存客の紹介で集客する
既存のお客さんにお客さんを紹介してもらう、という紹介制度を導入するのも効果的です。
サロン集客において、お客さんが新たなお客さんを連れてくるという流れは非常に重要です。なぜなら、集客のためのコストが掛からないから。
コレは大きな理由ですよね。
そして、もう1つ大きな理由があります。
それは、最初からコミュニケーションが成立しやすいこと。
ホームページや広告を見て、あなたのサロンにやってきた人は、あなたのことをまったく知りません。
でも、紹介できてくれるお客さんは、紹介してくれた既存客からあなたのことを聞いて知っているので、関係性を構築しやすい状態にあります。
そもそも、紹介してもらったときに
と感じていると、来てはくれないですよね。
お客さんを紹介してもらうということは、既存のお客さんというフィルターを通して、あなたに合わない人は(ある程度)ふるい落とされているということ。
サロンや整体院に限らず、新しいお客さんを紹介してくれたら〇〇をプレゼントする」というような紹介制度を導入している企業も、とても多いですよね。
学習塾やこどもチャレンジなどの通信教育、スポーツジムやエステなどでは定番の手法ですよね。
そして、ずっと続けられているということは、それだけ効果があるということ。
紹介制度をより機能させるには、紹介してくれたお客さんに、何かしらの還元(お返し)をするという仕組みを作っておくことをおすすめします。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
集客方法5|無料セミナーで集客する
無料のセミナーやワークショップを開催し、そこに集まった人に来店・施術を勧めるという集客方法もあります。
サロン集客でセミナーを開催するの?
と思われるかも知れませんが、セミナーもとても有効な集客方法です。
例えば、腰痛のセフルケアや、鍼治療とはどんなものなのか、といったセミナーに人を集め、そこで施術に興味を持った人に絞り込み、セミナー参加者だけの特別価格や特別サービスをおすすめして、来店に繋げる、という流れです。
つまり、無料セミナーをフロントエンド、来店をバックエンドとして設定する、ということですね。
少しずつ個人のサロンや整体院でも、このタイプの集客をする人が増えてきています。
セミナーそのものへの集客は、リアル・ネットどちらも使えます。地域型ビジネスのサロンや整体院の場合、チラシやタウン誌への広告が何気に効果です。
また、市区町村などの自治体、文化センターなどでもセミナーやワークショップの開催者を募集しています。これを利用すれば市報などに掲載されるので、集客の負担もかなり少なくなります。
セミナーを開催すると思うと大変に感じるかも知れませんが、月に1回のセミナー開催で10人が成約(来店)できれば、それだけで1ヶ月の集客がまかなえてしまいます。
しかも、セミナーですでにコミュニケーションが取れているので、リピート率も高くなるので、毎日毎日集客のことを考えるのがしんどい・・・と感じているなら、セミナー集客も考えてみては?
集客方法6|タウン誌の広告で集客する
ホットペッパーなどのタウン誌・クーポン誌に広告を出すのも、サロン集客の常套手段です。
タウン誌・クーポン誌というとホットペッパーのように『雑誌』の体裁を思い浮かべがちですが、チラシのようなペラ物で新聞に折り込まれたり、ポスティングで配布されているタウン誌もあります。
これらのメディアは出稿する媒体によってリーチが違う=集客力が異なるので、地域密着型であればあるほど、近隣住民の認知度も高くなります。
ただ、掲載できるスペースが限られているため、少ない面積でいかにあなたのサロンの特徴をアピールできるかが重要です。
大きな枠や、全面の広告もありますが、1人サロンにとってはコストが高い(数十万円程度)ので、実践するならきちんと計画を練って行いましょう。
集客方法7|新聞広告で集客する
新聞に広告を出せば、タウン誌より広い範囲にリーチすることができます。ただその分、興味のない層にも届くため成約率は低くなります。
また、タウン誌の全面広告などと同じように、コスト面も気になるところ。たとえ地方紙でも、小さな掲載スペースで数万円~十数万円はかかることが普通です。
なので、個人経営のサロンには向いていない集客方法と言えるでしょう。
集客方法8|休眠客掘り起こしで集客する
以前、リピートしてくれていたお客さんにアプローチすることは、厳密に言うと新規集客ではありませんが、とても大きな効果の期待できる集客方法です。
新規集客にお金がかかるのは、まずあなたのサロンのことを知ってもらうために広告を出さないといけないから。
でも過去にリピートしてくれていたということは、すでにあなたのことをよく知ってくれているということなので、広告費をかける必要がありません。
とは言うものの、いきなり「来てください!!」という、セールス感出まくりのハガキや手紙を送っても逆効果。
なので、まずは3ヶ月に1度でもいいのでニュースレターを定期的に送ること。
それをしていないなら、年賀状や暑中見舞いなど時候の挨拶を送って、あなたのサロンのことを思い出してもらってから、掘り起こしのレターを送れば、復活してもらえる可能性も高くなります。
おすすめされたけど、自分にはあってなさそうだな・・・