1人整体院・サロンで独立開業して失敗しないためのマインドセットのつくりかた

仕事がなくなる

いつか、 自分の 仕事がなくなる かも知れない…
なんて、 考えてみたことはありますか?

2015年、 オックスフォード大学の研究者たちが興味深い発表をしました。
それは、 AI (人工知能) などの機械化が進むことで、 どんな職業がなくなっていくか?というもの。

接客業は数年で 仕事がなくなる

仕事がなくなる レジ打ち


工場などの単純作業はすでに機械化がかなり進んでいるので、 予想がつきやすいところですよね。
それ以外で見ていくと、 販売員もあります。

最近では、 大手のスーパーなどでセルフレジが設置されるようになっていますね。

僕も何度か使いましたが、 いまいち使い勝手がよくないので、 あまり使う気にはなりません。

でも、 今後改良が進みどんどん普及することは簡単に予想がつきます。
アメリカのマクドナルドなどのファーストフードでは、 無人レジも試験的に導入されています。

2018年7月追記
セルフレジは使い勝手もかなり改善されてきたし、導入も進みましたね。
僕の自宅にあるいくつかのスーパーでは、すべて導入が済んでいます。
また、パン屋さんやモスバーガーなどのファーストフード、ユニクロなどの小売業でも、レジ打ちは店員さんがするけど、支払いとお釣りは機械でするセミセルフも当たり前になってきました。
大手の飲食店や小売店では、この記事を最初に書いてから2年足らずで、大きく様変わりしたと言えるし、これからもどんどん加速していくでしょう。

さらには、『AmazonGO』なんて、無人コンビニも登場しました。
Amazonは自らがコンビニを経営するのではなく、無人コンビニのシステムとインフラを開発して世界中に広めるのが目的だという味方もあります。
いまでは、まだまだ試験的ではありますが、数年後にはこれがスタンダードになっている可能性は十分にあります。

また、 単に無人化するのではなく、 ロボットへの置き換えも始まっています。

ソフトバンクから発売されている「ペッパー」というロボットがありますが、 販売の現場に導入されています。
ネスカフェが販売しているコーヒーメーカー「ドルチェ」の販売員を、 このペッパー君が担当しています。
僕の家の近所のヨドバシにもペッパーくんがいました。

販売成績は、 なんと人間の販売員よりも売り上げが180%も多いという結果も出ています。
ただ単に、 お客様がタッチパネルで商品を選択して注文するのではなく、 好みや使用環境、 予算などを聞いて最適な機種を提案してくれるそうです。

ん~、 すごいですね。

専門性の高い職業も 仕事がなくなる

仕事がなくなる 専門職


さて、 ここら辺までは「便利になりそうだなぁ」「面白そうだなぁ」ぐらいの感想だと思いますが、 この先がちょっと驚きです。

どんな職業が機械にとってかわられると予想されているかというと、 「会計士」、 「医師」、 「裁判官」、 「ライター」、 「酪農、 農業家」など。
かなり専門的な職業も機械にとってかわると予想されています。

ざっくり解説していくと。

会計士

受発注や会計そのものが機械化 ・ データ化が進んでいるので、 それを集約するところに人力を介する必要がなくなる。
また、 機械化することで、 人が介入することでのミスや、 不正会計などの防止にもなるので、無くなる可能性のかなり高い職業デモアあります

医師

検査機器、 センサー、 画像診断器の発展と、 膨大の症例をデータベース化することで診断が可能に。
人がやると、 どうしても誤診や見落としのリスクが残り続けます。
それをAIがやれば、 患者の過去の医療データや遺伝子データを組み合わせることで、 より確実な診断が可能になるし、 過剰な薬の投与も防ぐこともできます。

診療報酬、 薬価報酬が適正になると、 国が負担する保険料の削減にもつながるので、 結構早く進むのではないかと、 僕は考えています。
そはいえ、 治療や処置は人でないとできない部分も多いので、 そこは残りそうです。

裁判官

これも過去の判例データと、 状況、 証拠などから判決が出せるようになると予測されています。
裁判にかかるコストの削減や、 審理のスピード化に大きく寄与すると考えられています。
なんかもう、完全にSFの世界ですね。
まぁ、 倫理的な問題がありそうですが。
そのうち、 映画の 「マイノリティ ・ リポート」 みたいに、 先に犯罪を予測することもできちゃうかも。

ライター

これはいまでもリライトエンジンがありますね。
物語を作り出すようなことはできないと思いますが、 単純に情報を整理しライティングする、 というなら機械でもできるようになるとみられています。

ちなみに、 僕は以前、 結婚情報誌ゼクシィに関わる仕事をしていましたが、 掲載されている広告の大半がリライトでした。
あの程度のリライトなら、すぐにAIでできるようになるでしょうね。

酪農 ・ 農業

日本ではまだあまりイメージしにくいですが、 アメリカやヨーロッパなどの大規模農場などではかなり機械化が進んでいます。
人工知能を搭載したトラクターなどの位置をGPSで管理するという、 近未来な生産方法が広まりつつあります。

さらに最近では作物を農場ではなく、 工場で作るようになってきています。
日本でもビルの中が農業工場で、 下層に物流センターを持った施設を造る計画が上がっています。

国の方針変更で 仕事がなくなる

仕事がなくなる タクシードライバー


また、日本だけの事情を見てみると、違ったことが見えてきます。
2019年3月に政府が『デジタル手続き法案』という法案を採択しました。

どんな法案かと言うと、行政手続きをオンラインでワンストップにできるようにしましょう。ということ。
人の手を介さないことには、多くのメリットがあります。

例えば
・ 手続きのスピードアップ
・ 手続き内容のデータ化による保存性、検索性の向上
・ ヒューマンエラーの防止
・ 帳票類印刷や運送コストの削減
・ 書類保管コストの削減
・ 人的コストの削減
などなど。

そうなると役所の窓口の人員はメチャクチャ減ります。
さらに、書類作成や各種申請の代行をw生業としている、行政書士や司法書士などの士業は仕事がなくなっていきます。

不動産の売買、賃貸借契約なども、デジタル化される手続きの視野に入っているそうです。
ということは、不動産業には必須の宅建士も仕事がなくなっていきます。

こんな感じで、手続き業務のデジタル化やAI家が進めば、それを代行している仕事というのは、軒並み職を失うことになり兼ねません。

いわゆる 「士業」 は国家資格だし、国に保証されているからこの先も安泰だろう♪と考えられている職業ですが、それすらも危ないということ。

ちなみに、タクシードライバーやバスの運転手は普通免許じゃなく、二種免許が必要です。
これも国に資格が保証されているようなもの。
だけど、自動運転の技術が進み、国が「公道で無人運転でお客さん載せてもOKだよ~」と道交法を変更すれば、数年で絶滅すると予測されています。

つまり、いまの時代。
どんな資格を持っていようが、機械に置き換えられるような仕事をしていると、先がないですよ。
ってことです。

人に直接触れる仕事は、 まだまだ変わらない

セラピスト


でも、 なかなか機械に置き換えられない仕事もあります。

それは、 人に直接触れる仕事。
人と人のコミュニケーションによって成り立つ仕事です。

それはセラピストであり、 カウンセラーであり、 治療家です。
これらの分野は、 どんなに機械化が進んでも置き換えは難しいでしょう。

だからこそ、 そこを活かして、 自分だけのサービス、 ブランドを確立していくことが、 この先、 とても重要になっていきます。

でも、 だれが来ても、 どんな人がきても、 ただ単純に黙々と同じ施術やマッサージをする、 というのでは置き換わるかもしれないですね。

一度、独立開業した人が 再就職 しにくい3つの理由

1人整体院・サロンで独立開業して、ダメだったら、 再就職 すればいい 。なんて考えていませんか?
確かに、また就職するというのも1つの手ではありますが、少し甘いかもしれません 。

それには、次の3つの理由があります 。
1つ目は年齢、2つ目は雇う側の事情、3つ目は自分の事情です 。

年齢的な問題

あなたが、まだ20代前半なら、独立して失敗してからの再就職も難しくないでしょう 。
でも、30歳の半ばも越しているなら、そうも行きません 。

例えば、35歳で開業、3年頑張ったけどダメだった 。そのときあなたは38歳 。
年齢面だけで見ても、かなり不利になりますよね 。

再就職するのが経験業界ならまだしも、未経験の業界にチャレンジするとなると、これはかなり不利になります 。

仕事では、考える力やコミュニケーションといった能力の方が大事だと、僕は思っています 。
どんなに経験があっても、長く仕事を続けていても、仕事があまりできない人もたくさんいますからね 。

でも、その人の能力が未知数なので、どうしても採用する側としては経験を優先せざるを得ません

しかも、採用後の伸びしろを考えると、年齢が若くて、業界経験がある人が優先されます 。
反対に業界未経験で年齢が高い人は、必然的に採用されにくくなります 。

顧客や従業員を奪われるリスク

経営者は、ただ言われたことを黙々とこなすだけの、ロボットを求めているのではありません 。
まぁ、そういう経営者もいるでしょうが 。

それよりも、より高い視点、より広い視点で、物事や局面を捉えて、会社や事業の行く末を見据えて、広い影響力と高いモチベーションをもって働ける人を求めています 。
これってどういう人かというと、経営者の視点を持った人ですね 。
でも、実際に経営者になる人は欲しくないのです 。

なぜなら、いつ独立されるかわからないから 。

しかも、独立する時に自分のところの顧客を持っていかれる可能性があります 。
BtoBの取引しかなく、個人で動くことができないような会社なら、顧客を持っていかれる心配はありません 。

でも、リラクゼーションやアロマ、などのサロンの場合は違います 。
特に個人経営のサロンは、数人のリピーター顧客を連れて行かれるだけで、利益に大きく影響します 。

さらには、顧客だけでなく、従業員を引き連れて独立される可能性もあります 。
当然、有能な人材が引っ張って行かれるので、大幅な戦力ダウンになります 。

独立・開業するぐらいの人なら、ある程度の能力はある(はず)だし、モチベーションも高い 。
短期的に見れば、売上に貢献しそうだけど、中・長期的にみれば、リスクがある 。

だから、独立経験者を雇うことを敬遠します 。

自分の心の変化

一度、独立して、自分ですべてを決めて実行するようになると、びっくりするぐらい、考え方が変わります 。
これも経営者の視点ですね 。
言い換えれば、視点が変わらない人は、やっていけません 。

でも、この視点の変化が再就職の障壁になります 。

雇われている時には考えもしなかった視点で、意見や批判が出てきます 。
それを受け入れてくれる経営者であればいいけど、そうじゃない場合は、自分が働きにくくなるだけです 。

しかも、経営者に対して、「こいつモチベーション低いな」とか「器が小さいな」とか「向上心がないな」などの批判的な感情を抱いてしまうと、もうそんな人の下で働く気にはなれません 。
(僕も独立前にですが、同じような経験があります)

で、結局はまた独立することを考えだす 。

なので、一旦、独立・開業すると、再就職が難しくなります 。
もし「独立してダメだったら再就職すればいい」と考えているなら、最初から独立なんか考えないほうが身のためですよ。

だったら、学生のときに予備校に通って、公務員にでもなってればよかった。
て、思うかもしれませんね。

実を言うと、僕もサラリーマン時代に同じように考えたことがあります。

でも、、、

「 公務員は安定 しているし、民間企業と違って、倒産もないし人員整理もないから安心」なんて考えてると、この先ちょっと甘いかも。。。
今の日本の実情を考えると、公務員ですら安定しているかというと、そうではありません。

公務員は安定 しているのか!?

ある程度のポストに付ければ安泰かもしれませんが、今後、日本の人口は確実に減っていきます。
そして、税収も確実に減っていきます。
そうなると、公共サービスの縮小が進みます。

先日、引っ越した時に市役所に行ったら、窓口にいる人の大半が「パソナ」の名札をつけていました。
つまりは、派遣さんが市役所の窓口業務をしているのです。

今のところ、固定費削減のために派遣会社に外注してますが、役所の窓口業務なんて人がやる必要が無いので、どんどんAI化が進むと予想されています。
そうなると、窓口業務自体がほとんどなくなっちゃいますね。

記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。

市町村の職員も削減が進む

単純に考えて、100万人の市で市の職員が1万人の場合、人口が1割減ったら職員数も同程度が減らないとおかしいですよね。

大阪市の場合、2012年4月1日で36,615人だった職員数が、2015年4月1日では31,747人にまで減っています。
実に3年間で4,868人の削減
大阪市の場合は、橋元市長が進めた市行政の改革で削減が加速したという背景はありますが、これから日本全体が財政的に、さらに厳しくなっていくと、他の自治体でも人員の削減が進むのは明らかです。

警察官や消防官は増えているが・・・

では警察や消防はどうでしょうか?
実は警察官や消防官は、ここ30年間、少しずつですが増え続けています。
僕達の安全を守ってくれる人たちが増えているなんて、ありがたいことです。

でも、警察や消防で働く一般職員は、ずっと減り続けています。
民間企業と同じく、専門的な知識や技能がないと、人員削減の時に対象になっているんですね。

学校の先生も例外ではない

例えば、小学校は生徒数の減少で学校の統廃合が進んでいます。
田舎だけだと思ったら大間違い。
都心部でも子供人口の空洞化が進み、学校の統廃合も進んでいます。

大阪市では2013年から2015年の間だけで、11の小学校が統廃合でなくなりました。
当然、そこで働いていた先生は別の学校に移ることになります。
でも、もともと先生って余っているので、数年をかけて人数の調整をし、減らしていきます。

さらには、郵政民営化のような大きな動きも起きるかもしれません。
そうなると公務員からサラリーマンに、いきなり変わります。
郵政の職員は、日本全国で25万人いるそうです。
でも、そのうち8~9万人を削減するという案もあるそうです。
すごい数ですよね。

こうして見ると、民間企業に比べるとマシですが、決して公務員の安定も恒久的なものではありません

民間企業はというと、、、

かつて、家電と自動車業界は、日本の産業を支える屋台骨でした。
でも、シャープやパナソニック、三菱自動車などの日本を代表する企業でさえ、業績不振や不祥事、買収などで大リストラの嵐が吹き荒れています。

2014~15年にかけて、1部上場企業だけでも、これだけの会社が希望退職者募集=リストラを実施しています。

GREE 全社員の10%
ルネサスエレクトロニクス 2800名
コカ・コーラウエスト 460名
NKSJホールディングス 200名
パイオニア 1500名
東京電力 1150名
パナソニック 250名
ベネッセ 300名
電通 300名
KADOKAWA 300名
シャープ 3500名
ソニー 2100名
JT 1600名
セガサミー 300名
日本コロムビア 80名
アシックス 350名

ざっとニュースを調べただけでも、これだけ出てきました。
もっと詳しく調べると、まだまだ出てくるだろうし、ニュースにならないような中小企業だと、さらに多くなるでしょう。

業績がいいから大丈夫?

「うちの会社は業績が安定しているから大丈夫」

「業界大手だし、長く続いているから安心」

そう思っていても、三菱自動車のリコール隠しや燃費改ざんのように、不祥事が原因での業績悪化も起こるし、キャノンの投資失敗のように、本業以外での大きな損失でリストラが進むということもあります。
※先日のニュースで、三菱自動車は新車販売を当面の間、見合わすという発表がありました。これでさらに業績の悪化、株価の下落は免れないでしょうし、確実に大規模なリストラに発展すると思います。

さらには、社長がカジノ狂いだったり、女性問題を起こしたり、代替わりで揉めたりで企業イメージが悪くなって、業績悪化→リストラというケースもあります。
ここまで来ると、完全にとばっちりですよね。

自分はどんなにまじめに一生懸命働いていても、上層部の不祥事や、会社自体の業績悪化、ほかにも企業買収、経営統合、合併など、様々な要因で会社の構造が変わったり、ヘタすると会社自体がなくなることも珍しくありません。
ここ15年ほどは、毎年、約10000社程度が倒産しています。

僕が経験したリストラの嵐

僕が以前、働いていたのも、大企業に分類される規模の会社でした。
当時は上場していませんでしたが、2014年に上場し、かなり話題になりました。
今ではグローバル化も進み、会社も大きくなったのでホールディングス制に移行しています。

でも、そんな会社でも、これまで度々、人員整理が行われています。
僕が在職中に経験したのは、リーマンショックの時。

「早期退職制度」と言ってましたが、要するに「退職金を多くするから早く辞めてくれ」ということ。

つまりはリストラです。

僕はこの前年ぐらいから辞める方向で上司とも相談していたので、自分から望んで退職しました。
でも、同時期に退職した人の大半は予めリストラターゲットとして狙われていて、辞めざるを得ない状況に追い込まれて辞めていきました。

その後の転職や独立でうまく行った人もいれば、大幅に収入が下がって、持ち家を手放した人もいます。ほとんどの人は、そんなことになるなんて考えてなかっただろうし、そのための準備もしてなかったと思います。

そんな会社も業績悪化をのりこえ、今はアジアやアメリカを中心に、多くの起業を買収していってます。当然、買収された側の企業は、不採算部門の整理や、同機能部門の廃止などで人員整理がされていってます。

しかも買収というのは、基本的に役員クラス以外の従業員に知らされることはほとんどありません。ニュースで自分の会社が買収されたことを知るというケースもあるぐらい。

こうしてみると、会社に雇われているからといって、安定しているとは言えないことがわかると思います。

では、収入を安定させるにはどうすればいいのか?
自分で仕事を生み出せるようになり、そこから収入を得る。
安定していないと思われている、起業が実は安定への道なのです。

そして、起業するからには上位4%と言われる、年収1000万円を目指したいもの、ですよね^^

でも、残念ながら年収1000万円をゴール にしたら、絶対にいけません 。

「1人サロンで年収1000万円」を掲げていながら、それを目標にするなと、どういうことやねん!
なんて、怒らずにもう少し読めてみてください 。

ゴールの10m向こうまで駆け抜ける

まじめに学校に通っていた人なら、体育で50m走、あるいは100m走のタイムを計ったことがあるはず 。
100mでゴールだと思って走っていると、惰性でゴールまで届きそうな距離まで来たら、自然と力が抜けてしまいます 。

そんな走り方をしていると「ゴールの10m向こうまで駆け抜けるつもりで走れ!!」って怒鳴られます 。
ひどけりゃ、どつかれる 。

100m走にどれだけまじめに取り組んでいるかはおいといて、人間はゴールが近づくと、力を抜いてしまうという習性があります 。
これは無駄なエネルギーの消耗を避けるための、本能的な反応です 。

90mまで走って「あ、もう頑張らなくても100mに届くな」と思うと、全力で走っているつもりでも、力をセーブしてしまいます 。

だから、いいタイムをだそうとすると、ゴールの10m先まで本気で走る必要があります 。

開業2年目で1000万円!のはずが・・・

では、年収1000万円について考えてみましょう 。

ビジネスだから、あるていど起動に乗ってきたら、ちょっと気を抜いたって急激に売上が落ちることなんてないんじゃないの?と思われるかもしれません 。

でも、びっくりぐらい、急減速します 。

実は、ぼくも1度経験しています 。
開業して3年目 。
10月が終わった時点で年間の売上が1200万円ぐらい 。利益=収入は900万円弱ありました 。
あと2ヶ月で100万円とちょっと 。売上で考えれば150万ぐらい 。どう考えても達成やろ 。と思いました 。

が、11月に急失速 。

原因は年末特有の事情 。
仕事や忘年会で予定が立てにくい 。
さらには、インフルエンザの大流行で、予約の変更・キャンセルが続発 。

しかも、僕自身が風邪(インフルエンザではなりませんでしたが)をひいてしまい、1週間ほど休んだので、11月の売上は過去最低に 。

こいつはやばいと思い、チラシやネット広告に資金投入 。

それなりに集客はできました 。
でも、12月の新規は年末年始の予定が立ちにくいので、リピート率が下がる傾向にあります 。

結果、売上は11月よりも増えましたが、広告費をたくさん使ったので利益は減少

最終的に、この年の収入は980万とちょっとで終わりました 。
あと、10数万円 。

僕の販売モデルだと、新しくリピーターが2人増えれば達成できていましたが、届きませんでした 。
めっちゃ悔しかったです 。

このとき、目に見える目標のもっと先を見据えないとダメだということを痛感しました 。

10月の時点で、目に見えた目標=1000万円で満足せず、もっと上を目指していたら、力が抜けることもなく(抜いた自覚はないけど抜けていた)、開業2年目で年収1000万円を達成できていたと思います 。

目標を立てて、毎日それを意識して、向かっていくのって、結構パワーを使うんですよね 。
肉体的なパワーはもちろん、精神的なパワーをすごく使います 。
しかも、カンタンに達成できる目標じゃない場合は、常に踏ん張り続けないといけない 。

でも「もう頑張らなくても大丈夫」と思うと、確実に力が抜けます 。

だから、年収1000万円をゴールにしたらダメなんです 。

年収1000万円は通過点

年収1000万円を目標に頑張るのは、OK 。
わかりやすい目標なので、モチベーションにもつながります 。

でも、絶対にゴールにしてはいけません 。
あくまでも、その先にあるゴールに向かう、通過地点としての数値目標でしかありません 。

あなたも「年収1000万円は通過地点!」といえるようになってください 。

そして、年収1000万円を通過地点として、シュパーッッ!!と過ぎていくためには、1人サロン・整体院ならではの強みを活かすことを、意識してみてください。

アフリカにことわざにこんなのがあるそうです。

早く行きたいなら1人で行け。遠くへ行きたいならみんなで行け

広大なアフリカ大陸を旅行(というか冒険)するときに言われるそうです。

早く行きたいなら1人で行け。遠くへ行きたいならみんなで行け

1人で行くのなら、準備も簡単に済むし、みんなと予定や意見をあわせる必要もなく、行きたいところへ最短ルートで向かうことができます。

とはいえ、1人だとできることが限られるし、持っていける食料や道具にも限界があります。

川を泳いで渡らないといけない場所に来たとき、自分が泳げなかったら、もうそこで終了ですよね。

でも、泳げる人と一緒にいれば、向こう岸からロープで引っ張ってもらうということもできます。

ほかにも、山登りが得意な人がいれば、動物を狩るのが得意な人もいます。美味しい料理を作れる人もいれば、交渉で食料や宿を安く確保できる人もいるかもしれません。

みんなで力をあわせて助け合って行けば、1人ではとても行けなかった遠くまで行くこともできます。

でも、人数が増えると準備は大変だし意見が分かれることもあります。
誰かが体調を崩したら、みんなが足止めされてしまいます。

そうなったら、目的地になかなか辿り着けないことも起こりえます。

なかなか、難しいもんですね。

サロンや整体院の経営も同じこと

これって、整体院・サロン経営でも同じことがいえます。

1人整体院・サロンだと、準備も少くていいのですぐに始める事ができます。
自宅サロンなら、今日からだって初められます。

早く始めることができれば、目的地まで速くたどり着くことができます。

今日から「始めよう!」と思って、1年後に年収1000万円というのもできないことではありません。

でも、どんなにガンバっても、1人サロンで年収1億円は常識の範囲内で商売している限り無理です。
顧客がみんな年収数億円のセレブで施術一回20万円!とかなら可能ですけどね^^

一方、みんなでやる場合。
例えばスタッフを20人雇って、大きいサロンの経営を始めるとして考えてみましょう。

開業するまでには、物件探しや内装、外装工事、工事業者の選定、融資の申込、スタッフの募集と雇用、社会保険の整備や法的手続き、スタッフ教育などなど・・・

やることがテンコ盛りです。

とてもじゃないですが、今日から始めるなんてことはできません。
準備期間に数ヶ月~半年、もしかすると1年以上必要かもしれません。

でも、時間はかかるかも知れませんが、スタッフが20人もいるサロンなら年収1億円も無理な数字ではありません。

このように、サロン経営でも

早く行きたいなら1人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

と同じことが言えるのです。

1人整体院・サロン最大のメリットとは

それは、スピードです。

1人で経営しているサロンだからこそ、何かを変えてみようとか新しいことを取り入れようと思ったら、すぐにできるのです。

例えば、新しい施術を始める場合。
1人サロンならあなたがセミナーなどに参加して、スキルをマスターしたら翌日からでも始めることができます。

そうすれば、すぐに売上につなげることができるので、投資回収もすぐにできます。

でも、スタッフが大勢いたら、全員に教育する時間が必要です。

口頭だけですべて伝えるのはリスクがあるので、マニュアルも作らないといけません。

おそらく1週間や2週間ではできないでしょう。1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月必要になるかも。

売上に転化できるようになるのはもっと先、投資回収はさらに先のことになります。

でも、人数が多い分、売上も利益も大きくなります。

1人サロンには1人サロンの、大人数のサロンには大人数のサロンの、それぞれのメリットとメリットがあります。

あなたが、1人サロンで行くことを決めたのなら、最大のメリットであるスピード感を大事にしていってくれればと思います^^

ところで、

あなたは「 成功レシピ 」が欲しい!

と思って、 色々な書籍を読んだり、 セミナーに参加したりしていませんか?

世の中には「成功レシピ」、 「成功の方程式」、 「成功の法則」という言葉や
それを冠した書籍、 ブログ、 セミナーなどがあふれています 。

ためしにamazonで「成功 レシピ」で検索すると93件 。
「成功 方程式」だと138件 。
「成功 法則」だと、 なんと2935件もヒットします 。

こんなにも成功するための本があるんですね 。

でも、 だったらなんで成功していない人がたくさんいるのでしょう?
反対に、 成功している人は身の回りに、 ほとんどいないのでしょうか?

「 成功レシピ 」なんて存在しないというマインドセット

もう少し噛み砕くと「誰にでも当てはまる成功のレシピなんて存在しない」から 。
書籍やセミナーで学べるのは、 あくまでも基本的な部分だけ 。

それをそっくりそのままマネしたところで、 成功する見込みはとても低いです 。
なぜなら、 あなたのサロン・ 整体院とは、 環境が違から 。

何が違うかというと、 業種・ 業態・ 規模・ 資金力 。
他にも、 立地、 持っている資格、 できる手技、 施術者の性別、 年齢、 家族構成、 何が得意か苦手か、 何をしたいか、 しなくないかなどなど 。

挙げだしたら、 キリがありません 。

こういったことが、 すべて同じサロンや整体院は、 2つとしてありません 。
おなじ経営者が多店舗展開していても、 立地や人材、 人の流れなどの要素が違います 。

もちろん、 色々な本を読んだり、 セミナーに参加したりして勉強をすることは、 とっても大切です 。
でも、 本の中に書いていることを覚えるだけでは、 決して成功しません 。

それに、そもそもお客さんはあなたの施術を受けたがっていないという事実を認識することがメチャ重要です。

学んだことをもとにして、 自分のサロン・ 整体院の経営にあった「自分だけのレシピ」を作る必要があるのです 。
あなたのサロン・ 整体院が成功するかどうかは、 あなただけのレシピを作れるかどうかが、 とても重要なのです 。

整体院 サロン 集客方法
新型コロナ対策 サロン 集客
売上を増やす方法
集客できない理由
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ABOUT US
山口 稼頭也
<年収1000万サロンナビゲーター> 1975年12月27日生まれ。大阪府富田林出身。 自身、脱サラして1人整体院の開業から、様々な失敗や紆余曲折を経て約2年で年収1000万円を達成。 現在も同じ整体院を経営しながら、現場で実践済みの、すぐに役立つアイデアや解決策を活用したコンサルタントも行う。  ★詳しいプロフィールはこちら★