独立したいと思っているのに、いつまで経っても 独立開業できない ・・・
ホントに独立したいと思っているのに、何故かできない・・・
そんなことで悩んでいませんか?
それは、独立開業するマインドセットができていないから。
マインドセットとは
マインドセットとという言葉をよく見たり聞いたりするようになりました。
でも、いったいマインドセットってなに?
<マインド=心>を<セット=置く?整える?組み上げる?>???
英語なので、いまいちズバッと頭に入ってこないですよね。
マインドセットとは、経験、教育、先入観などから形成される思考様式、心理状態。暗黙の了解事項、思い込み(パラダイム)、価値観、信念などがこれに含まれる。
マインドセットという言い方は、人の意識や心理状態は一面的なとらえ方はできず、多面的に見てセットしたものがマインドの全体像を表しているということから来ている。
企業のマインドセットは、その企業の戦略、組織構成、ビジョン、歴史、扱っている製品やサービスの特性、経営スタイル、求められているスキル、情報の流れ、コミュニケーションなどによって形成される。組織のマインドセットの主な形成要因は、以下の3つである。
①製品特性、事業特性
例えば、製品ライフサイクルの短いハイテク、テレコミュニケーション業界では、スピード、特に意思決定のスピードが必要で、リスクや意見対立を恐れない組織文化が求められる。②戦略、ビジョン、企業理念
例えば、ある企業が「高い技術力によって、マーケット・リーダーになる」というビジョンを掲げたとする。技術力をつけて市場シェアを高めると「技術力なくして、我が社なし」というマインドセットが形成される。③企業が経験してきた出来事
例えば、革新的な社風と素早い事業展開で知られていたある大手企業が、社会的問題を引き起こした事件をきっかけに、「必要なリスクは恐れない」というマインドセットを失う場合がある。エドガー・H・シャインは、こうしたより深い部分であるマインドセットこそが、組織文化の本質だと述べている。組織文化を考えるときには、組織のマインドセットを点検することが重要となる。
出典:グロービスマネージメントスクール
難しいですね。
引用文を全部読んで理解できた貴方はエライ!
チョット規模が大きい話なので、ピンと来ないですよね。
なので、僕はマインドセットを次のように考えています。
マインドセットとは「考え方のクセ」
大きな組織になると、起業としてのマインドセットができてきますが、1人サロンの場合、そこまで大きく考える必要はありません。
組織=自分なので、もっと身近に考える事ができます。
それが「マインドセット=考え方のクセ」という捉え方です。
人間のすべての判断、行動、決断はこのクセ=マインドセットによって左右されます。
例えば、
困っている人を見かけた
手助けするか・・・無視するか・・・
人を傷つけてしまった
素直に謝るか・・・相手に責任をなすりつけるか・・・
なんか仕事をする気がでないなぁ~
気合でガンバルか・・・ダラダラサボるか・・・
サロンで経験も積んで自信もついた
そろそろ独立開業するか・・・まだしばらく雇われで行くか・・・
人によって、どんな決断・行動をするかは違いますよね。
それは、人それぞれのマインドセット=考え方のクセがあるからです。
マインドセットはこうして作られる
マインドセットはこれまで経験したこと、社会、文化、行動様式、教育、環境、自分で選択してきた行動、読んだ本、聞いた話などの積み重ねで作らていきます。
だから、一瞬でできるものではないし、今の状態も長い時間をかけて作られたものです。
あなたが独立開業に踏み切れないのも、これまでの積み重ねです。
「日本人」というマインドセット
たとえば、僕は日本で生まれ育ったので、「日本人だ!」というマインドセットを持っています。
僕は「日本人」なので、お家の中に入るときは靴を脱ぐし、人にあった時は会釈して頭を下げます。
お座敷では正座をするし、お参りや宝くじが当たってくれと~神頼みするときには、十字を切らずに合掌します。
ご飯の前にも手をあわせます。
こういったことは、意識してやっているのではなく、ほぼ無意識にしていることです。
それもこれも、僕がずっと日本で生まれ育ったことで、「日本人だ!」というマインドセットができているからです。
このように、今のあなたのマインドセットも、長い間をかけて作られてきたものです。
独立開業できない 原因と結果
あなたはすでに独立開業しているか、もしかすると、これから開業しようとしているのかも知れません。
でも、この記事を読んでいるということは、おそらく望んでいる結果に届いていないことだと思います。
どんなことにも、原因と結果があります。
今、あなたが独立開業できていないのも、あなたの行動の結果でしかありません。
結果の前には、原因となる行動があります。あるいは先送りする、何もしないという行動かもしれません。
その結果が、今の状態です。
では、行動の前にはなにがあるでしょうか?
行動の前には決断が必要
それは決断です。
もし、あなたがまだ独立開業できていないなら、「独立開業する」という決断ができていないので、そのための行動がとれず(先送りという行動をしています)、まだ、開業できていないという結果を導いているのです。
では、決断するためにはなにが必要でしょうか?
それは意思。マインドセットです。
雇われスタッフというマインドセットがジャマをする
独立開業できない人は、経営者、あるいは事業主というマインドセットができていません。
つまりは雇われスタッフというマインドセットに縛られているので、独立するという決断ができません。
決断できないので行動ができません。
こうして、開業するための行動がとれないので、いつまでたっても、自分のサロンを開いて独立開業することができないのです。
イヤだイヤだと言いながらやめない人
会社勤めで、仕事の愚痴を漏らしながら、転職したい転職したいと言いつつ、いつまでたっても転職活動すら始めない人がたくさんいます。
せいぜい、転職サイトに登録して求人情報を見るぐらい。
こういう人は、仕事が嫌だといいながら、転職したいと言いつつ、転職しないということを繰り返すことで、「仕事が嫌だけど転職しない人」というマインドセットを作ってしまっているのです。
だから、会社を辞める・転職するという決断ができないし、転職活動もしないので、結局、ずっと愚痴をもらしながら同じ会社で働き続けるのです。
あなたの回りにも、そんな人がたくさんいませんか?
マインドセットを変えるには
じゃあ、マインドセットを変えるには、どうすればいいのでしょうか?
一番手っ取り早いのは、仕事を辞めて、独立開業してしまうことです。
そうすると、いろんなことを自分で考えて、判断せざるを得なくなってきます。
こうして1スタッフではなく、全てにおいて経営者の視点で考えることで経営者としてのマインドセットができていきます。
とはいえ、なかなかそうはいかないもの。
なので、毎日の刷り込みが大切になってきます。
それは、
何のために独立開業するのか?
どうして独立開業したいのか?
独立開業して何を達成したいのか?
という、基本的なことを毎日毎日、考え続けることです。
7ステップのワークをやってみてください。
毎日10分でいいので、考えてノートに書き出していくと、マインドが少しずつ変わっていきます。
起業家や経営者向けの本を読むのも、良い刺激になります。
経営者向けといえばドラッカーですが、ドラッカー名著集1 経営者の条件は、初めての人でも分かりやすくて、オススメです。
また、すでに独立開業している人や、経営者と頻繁にコミュニケーションをとって話を聞くというのも大切です。
もし、あなたが雇われスタッフとして働いているなら、今のサロンの問題点や課題を洗い出し、自分ならどう改善するかと考えるのも、経営者視点を磨くのにいい方法です。
間違っても、同僚のスタッフと仕事の愚痴をこぼすなんてことはしないでください。これ最悪です。
こうやって、毎日毎日、少しずつ少しずつ積み重ねることで、マインドセットを作り変える事ができます。
自分の人生を他人に委ねたくない人が 独立開業するべき理由
独立開業するには、デメリットもあれば、リスクもあります。
売上が上がらないときは焦りだけがつのるし、家賃や公共料金などの支払いに追いつめられることもあります。
貯金を取り崩すたびに、自己嫌悪に陥るし、間違った選択をしたんじゃないかと怖くなります。
売上が気になって寝付けないこともあれば、夜中にふと目が覚めて眠れなくなることもあります。
独立開業は自分との戦い
「今日も誰も来なかった・・・」
「明日の予約はちゃんと来てくれるだろうか・・・」
「もうこれ以上は貯金を使えない・・・」
「今月の家賃は払えるだろうか・・・」
「このまま、やっていけるだろうか・・・」
「独立開業したのは、まちがいだったんじゃ・・・」
悶々としたまま、気が付くと朝。なんてことも全然珍しくありません。
やりたいことも我慢しないといけないし、自分の時間も自由に使えなくなります。
雇われていれば、仕事がうまくいってなくても、とりあえず給料日はやってきます。
でも独立開業すると、自分で売上を作り出さなければ、収入は生まれません。
「再就職したほうが楽なんじゃ・・・」という誘惑に負けそうになることも一再ではありません。
いつまで経っても売上が上がらなければ、経営が立ちゆかなくなりサロンは潰れます。
夢に見た生活は、あっさり崩れてしまうかもしれません。
独立開業して、いきなり順風満帆、悠々自適とは、なかなか行きません。
めちゃくちゃ頑張らないとダメだし、何度も心が折れそうになります。
辛くて泣きたくなることもあります。
それだけの思いをするからこそ、雇われていては手に入れられない多くものを、独立開業すれば手に入れられることができます。
あなたが 独立開業する理由 は?
収入
雇われていては手にできない収入を手に入れられる
自分の力で安定した収入を作り出せる
ゆとりのある生活を手に入れられる成長
仕事や人間関係、お金や人生設計などへの視野が広がる
マーケティングや経営、コミュニケーションなどの知識が増える
決断力、実行力があがるメンタル
失敗にめげない、強い心になる
愚痴を言わなくなる
自分に自身が持てるようになる
人間関係に煩わされなくなるライフスタイル
ワークライフバランスを自分でコントロールできる
望むライフスタイルを手に入れられる
家族や子どもと過ごす時間が増やせる
仕事に縛られず、好きなところに住める
勤め人を辞めて、独立開業すると、ざっと挙げただけでも、これだけのメリットがあります。
どこに魅力を感じるかは、人それぞれですが、どれも雇われていては手に入れにくいものばかり。
どれだけ頑張っても手に入らないものもあります。
でも、独立開業すれば、自分のがんばり次第で、手にすることができるし、もっと多くのものを手にする人もいます。
自分の人生を他人に委ねることなく、自分でコントロールできるようになるのです。
だから、僕は独立開業することを、強くおすすめします。
とは言うもの、独立開業にはメリットもデメリットもあります。
独立開業することのメリット・デメリット
独立開業すると、色々なメリットがあります。
収入が増える、自分の時間が増える、働く日や時間を選べる、望んだライフスタイルを手に入れられる、なりたい自分になれる、などなど。
独立開業して、経営を成り立たせていくための知識や経験も、独立するからこそ学べることです。
でも、その反面、多くのデメリットやリスクもあります。
責任が重い、業務量が増える、自分ですべて決断しないといけない、学び続けないといけない、変化し続けないといけない、などなど雇われで働いていた時と同じ感覚では務まりません。
また、自由な時間、ライフスタイル、それを実現するための収入を得られるようになるまでは、必死になって頑張らないといけません。
しかも、独立開業して経営に失敗すれば、文無しになるかも知れません。
ヘタすると、借金地獄にハマる可能性もあります。
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付き合う人が変わる
また、人間関係にも変化が生まれます。
経営者と被雇用者では仕事に対する視点が全然違うので、仕事の話になると、全然噛み合わなくなります。
仕事の愚痴をこぼす人には「話のレベルが低い」と感じるし、できない言い訳ばかりする人には「言い訳せずに、とりあえず動けよ」と感じます。
新しいことを始めたいのに始められない、そのうち始めると言って始めない人には「口先ばっか」と感じてしまいます。
それで友人関係が壊れるまで行くことは、あまりないと思いますが、心から共感したり、同じ側に立って考えることは、難しくなります。
そうなると、必然的に同じ視点で会話ができる人=経営者か経営者視点を持った人がまわりに増えていきます。
その結果、これまでよく会っていた友人と、あまり合わなくなる、疎遠になっていくことも往々にしてあります。
独立開業は選択肢の1つでしかない
安定を手に入れるには、雇われるのではなく、自分で作り出すのが一番です。
でも、それ以外にも選択肢はたくさんあります。
先はどうなるかわからないけど、雇われで働いていれば、とりあえずの安定は手にできます。
旦那さんの稼ぎが十分にあるなら、ずっと主婦でいるというのも、1つの選択です。
そもそも、働かなくてもいいぐらいに資産があれば、独立開業なんてする必要もありません。
独立開業して働ける技術を身につけたからといって、みんなが独立開業しないといけないわけじゃありません。
リスクもいっぱいあります。
独立開業はギャンブルではありません。
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しっかりと自分にできるのか、しんどくてもやっていくだけの意志があるのか、しっかと考えてみてください。
独立開業にはお金がかかりますが、考えるだけならタダです。
家族や友人に相談してもいいし、一人で考えるのもいいです。
まずは、じっくり、しっかり考えて、自分が納得行く答えを出しましょう。
独立開業 できたらなぁ…だと100年たっても無理な理由
治療家やセラピストをしている人の多くのは、自分の サロン や整体院を立ち上げての 独立開業 という夢を抱くのではないでしょうか?
店長やオーナー、上司を気にせず、雇われているサロンや整体院の方針やルールに縛られず、自分の技術を知識を頼りに生きていく。
誰だって、そうありたいですよね。
でも、 独立開業 したい、したい、と言いながらも、ななかなか前に踏み出せない、動き出さない人がたくさんいます。
独立開業する人と、しない人にはどんな違いがあるのでしょうか?
腕?知識?経験?
もちろん、こういったことも大事です。
あと、開業資金も。
でも、それよりも大きく、決定的な違いがあるのです。
6回の富士山登山
あなたは富士山に登った事がありますか?
登ったことがなくても、「いつかは登ってみたい」という方も多いのではないでしょうか?
でも「いつかは登ってみたい」では、何年たっても登れません。
僕はこれまでに6回、登っています。
そのうち登頂したのは5回。
1回は、失敗するべくして失敗しました。
初めて登った大学3回生の夏。
富士五湖をキャンプして回っている時に「ついでに富士山登るか」ということで登りました。
とりあえず一番近い吉田口へ。で、なんの装備もなくTシャツ短パンスニーカーで。。。
若さと馬鹿さ全開だったので、勢いで8合目までたどり着きました。
でもそこから先は寒くて寒くて、とてもじゃないけどTシャツで登れる環境ではありませんでした。
そこで、断念。
2回めは、翌年。
前の年に登れなかったリベンジです。
装備を揃え、ルートも調べ、時間も調整して、無事、登頂しました。
ただ登るだけじゃつまらないので、ポテチの袋がどこまで膨らむのかを見るのと、山頂でお湯を沸かしてカップヌードルを食べることも目的にしました。
なんか、もうアホでしょ。
3回めは、さらに翌年。
別のルートからの登頂を目指して登りました。
ただ登るだけだと面白みに欠けるので(そればっか)、山頂で凧揚げをすることを目的に登りました。
これも無事に登頂し、凧揚げもできました。
ちなみに、凧を揚げるのに走りまくって、死にそうになりました。
あれは、まじでヤバかった。。。
4回めは数年後。28歳の夏。
数年間のブランクの後、当時の会社の同僚と「ご来光を見に行こう!」ということに。
ご来光を見るために、夕方ぐらいから登りだし、夜中に山頂に到着。夜が明けるのを待って、ご来光をしっかりと見させてもらいました。
きれいに雲海が広がり、その向こうに太陽が登ってくる光景は、一度は見る価値があります。
5回めは、多分2年後。
「今度は山小屋で一泊して、登頂しよう!」ということで、また登りました。
これも無事に登頂成功。
山小屋に止まるので、その手配や到着時間など、これまでよりも若干ですが細かい計画を立てました。
でも、残念ながら天気が悪く、ご来光は見れませんでした。
6回目は、同じ年。
「今度こそ、ご来光を見よう!」ということで再登頂。
これも無事に登頂成功して、ご来光を見ることができました。
これが、僕が経験した6回の富士登山です。
さて。
別に僕の登山自慢をしたいわけではありません。
自分のペースを守って歩けば、小学生でも登頂できますしね。
僕の計6回の富士登山のうち、最初の一回は失敗しています。
なぜでしょうか?
それは目的が無いから。
富士山に登る目的が無いので、なんの準備も下調べもしていません。
行き当たりばったりです。
六甲山ぐらいなら、これでも登れますが、さすがに富士山になると無理です。
でも、それ以外の5回は目的をしっかりと決めています。
リベンジ登頂、カップヌー、凧揚げ、ご来光、山小屋一泊。
そのための下調べも、準備も、時間調整もしっかりとしています。
だから登頂することができました。
目的をしっかりと決め、それを実現するための準備をし、実行する。
だから、登れるんです。
準備が100%整うことなんてない
独立開業したい と思っているのに、なかなか踏み切れない…
そんな人に共通する口癖があります。
それは、
「もうちょっと経験を積んでから」
「開業の準備が全部できてから」
断言します。
これではいつまで経っても、独立開業なんてできません。
僕のクライアントや、知り合いを通じて相談してくる人でも、こういう人は結構います。
そのとき、僕は次のように質問しています。
「もうちょっとって、どれぐらい?」
「準備が整うって、どんな状態?」
すると、
「もうちょっと、自信が持てるまで」
「経営や集客の勉強が終わってから」
で、さらに聞きます。
「それはいつ?」
すると答えは
「う~~ん・・・」
この答えには大きな間違いが2つあります。
一つ目は、
自信があるからやリ続けるのではなく、やり続けるから自信がつく
ということ。
セラピストとして仕事をすることと、1人サロンのオーナーセラピストとしてやっていくことは、一見すると似ていますが、全然違います。
普通の自転車とコマ付きの自転車ぐらい、違います。
「セラピストとしての経験を積んで、自信がついたら独立開業する」と言うのは
子供が「コマなし自転車に乗るのが怖いから、コマ付きで練習して、コマなし自転車に乗れる自信ができたら乗る。」と言ってるようなもの。
どれだけコマ付き自転車に乗っていても、コマなし自転車に乗れる自信はつかないですよね。
2つ目は、
経営やマーケティングの勉強に終わりはない。
ということ。
勉強し、実践して失敗するからこそ、学ぶが進むのであって、どれだけ勉強しても終わりはありません。
僕の知人で、大学でマーケティングを教えている講師がいます。
で、聞いてみました。
「それだけマーケティングを知っていたら、自分でビジネス始めようと思わないんですか?」
「そんなん、怖くてできへんよ。」
「・・・」
嘘のようなホントの話です。
施術に置き換えると、どれだけテキストで勉強しても、実際に人の体に触れなければ、技術は習得できないし、うまくもならないですよね。
経営やマーケティングもそれと同じです。
100%の自信が持てることはないし、準備が100%整うこともありません。
「もっと自信が持てたら」
「もっと準備が整ってから」
そう言っていたら、いつまでも独立開業なんてできません。
まず開業する日を決める
では、どうしたらいいのか?
一番いいのは「●月●日にオープンする」と決めること。
そして、それに向けてスケジュールを逆算して、タスクを組み立てていくことです。
そうすれば、これまでと同じように施術や接客、日常業務をしていても、見方が変わります。
店長やオーナーが、なんでこんなことをやっているのか、こんなことを言うのか、ホームページやチラシはどんな考えで作られているのか、自分がサロンを開業するときには何が参考にできるか。
そうすると、吸収できることがガッツンと増えます。
いつまでも独立開業できないと悩んでいるなら、まずはサロンをオープンする日を決めて手帳に書き込みましょう。
そうすれば、考え方が変わります。
独立開業 も目的が最重要
独立開業もサロン経営も一緒です。
最初に、なぜ独立開業するのか?の目的をしっかりと明確にする。
あとは、それを実現するための方法を考える。
そして、目標を設定して、目的達成までの進み具合を確認しながら実行する。
それだけです。
富士山も「いつか登れたらいいなぁ」では、登れませんし、
「いつか独立開業できたらいいなぁ」では、いつまで経ってもできません。
「年収1000万円になったらいいなぁ」では、100年経っても達成できません。
まずは、独立開業する目的をしっかりと明確にする。
そこから、はじめてみましょう。
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独立開業はギャンブル じゃない
いきなりですが、僕はギャンブルに、全く興味がありません。
パチンコは学生時代に誘われて数回行った程度。
阪神競馬場が家の近くなので、子供を連れて遊びに行くことがありますが(キッズエリアが併設されています)、馬券を1回も買ったことがありません。
麻雀はゲームで覚えましたが、お金をかけてやろうと思った事がありません。
別に父親がパチンコ依存だったとか、お金を損したくないからとか、興奮する楽しさがわからないとかではなく、全く興味がないのです。
ギャンブルにハマっている人を見ると、「あぁ、アホやな」と思うだけ。
だから、カジノなんて行きたいと思ったことすらありません。
独立開業にはギャンブル的要素は、まったくないし、即断即決ができる人の特権でもありません。
反対にギャンブル的要素を感じながら経営をするということは、経営者失格です。
むしろ慎重に石橋を叩いて渡るぐらいの方が、経営者に向いているといえます。
やるべきことをやらないからギャンブルになる
じゃぁ、経営に失敗して廃業・閉店していく人は、運が悪かったんじゃないの?
運なんて関係ありません。
やるべきことを、きちんとしていないから経営に失敗するし、ギャンブルになってしまうのです。
自分のサロンの近くに、有名なチェーン店が出店した。
もともと競合が少ない地域に出店したのに、どんどん競合が増えてきた。
ショッピングモールができて、人の流れが変わった
などなど。
こんな事で運が悪いとか言ってると、経営なんてできません。
そもそも、周りの環境が変わらないという前提で、サロン経営をしていることが間違い。
環境なんて、常に変化し続けていきます。
消費者の好みや動向も、ず~っと変わっていきます。
こういう施術やメニューが人気がある
このエリアには人が多く集まる
駅のこっち側の方が、人通りが多い
でも、これって単に「いま」の話ですよね。
昔からずっとそうだったわけじゃないし、今後も続く保証なんてありません。
環境の変化に柔軟に対応して、自分も変化し続けないと、サロンの経営はできません。
独立開業するには、勉強も修行も調査も準備もテストも勇気も必要です。
ときには、即断即決が必要なこともあります。
でも、基本的にはしっかり考えて、慎重に物事をすすめる。
特に初めて独立開業する場合は、慎重にも慎重を重ねるぐらいの気持ちが必要です。
とはいえ、石橋を叩きすぎて、いつまでたっても渡れない、なんてことになると笑い話にもならないので、注意しましょうね。
遠くても高くても行きたいサロンの条件とは
サロンを開業するためには、考えること、決めることが、山のようにあります。
大きなところでは立地、メニュー、金額、内装、外装、設備などなど。
小さなところでは、タオルの色、スリッパのデザイン、アロマの匂い、BGMなどなど。
でも、どうやって決めていけばいいの・・・
なんて悩んでませんか?
まずは、あなたが理想とするサロン像を思い描きます。
そして、その特徴を100個書き出します。
このときに「遠くにあっても、値段が高くても行きたいと思うサロン」を意識してください。
近い・安いと言うのは、サロンを選ぶときに、強力な魅力になります。
でも、じつはめちゃくちゃ弱くもあります。
「近くて安いから」で来ているお客さんは、もっと近くて、もっと安いサロンができれば、あっさり乗り換えます。
だから、遠くても高くても行きたいと思うサロンの条件を考えてみてください。
例えば、
施術の内容
1人貸し切り施術
骨盤矯正がある
痛くない設備
着替え完備
シャワーがある
清潔感がある接客
心地よい距離感
丁寧な言葉づかい業態
テナント形式
土日も営業
夜遅くまで受付
など、思いつく限りのことを書き出していきましょう。
ペルソナに当てあはめて考える
次に100個出した条件が、自分の独りよがりになっていないかを見直します。
そのときに役立つのがペルソナ。
あなたが作ったペルソナの視点で見て行きたいサロンになっているかを考えます。
ペルソナの視点で見て「これは違うな」と感じたら消していき、また100個になるまで追加します。
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近くても安くても行きたくないサロンの条件
次に、行きたくないサロンの条件を挙げていきます。
今度は行きたいサロンとは逆に、「安くても近くても行きたくないサロン」について考えていきます。
例えば、路面店、うるさい場所にある、タバコの臭がする、説明がわかりにくい、清潔感がない、営業がしつこい、などなど。
こんなサロンは嫌だ!と思うことを、どんどんピックアップしていきます。
そして、またペルソナ視点で見ていきます。
で、数が減ったら100まで増やす。
結構大変ですが、頑張ってください!
繁盛サロンへの道は細かいことの繰り返し
これで、繁盛サロンの基礎となる条件がわかりました。
もちろん、これだけでは不十分で、マーケティングを磨いていく必要がありますが、
少なくとも「行きたいサロン」のリストを実現し、「行きたくないサロン」のリストを除外していけば、繁盛サロンの基礎を作ることができます。
反対に「行きたいサロン」のリストが実現できていなくて、「行きたくないサロン」の条件ばかりが揃っていると、お客さんは来なくなります。
あなたが、これからサロンを始めるなら、このリストをもとにして作っていってください。
すでに、サロンをオープンしているのなら、「行きたくないサロン」になっていないか、チェックをしてみましょう。
100個まで条件を増やすのは、かなり大変だと思います。
でも、これをやるのとやらないのとでは、今後のサロン経営が大きく変わってきます。
こんな細かいことを・・・と思うかもしれませんが、経営とは小さいことの積み重ねです。
小さなアイデアや改善を日々繰り返すことで、繁盛サロンへになることができるのです。
まずは、「遠くても高くても行きたいサロン」と「近くても安くても行きたくないサロン」の条件を100個出すところから、始めてみましょう。
迷っていても、何も変わらない
リスクを背負い込むことが、独立開業ではありません。
迷うなら、どんどん迷いましょう。
そうすると、決断するために、色々なことを考えるし、人に相談して意見も聞けば、本も読む。
ネットでも調べもします。
それだけでも、勉強になるし、吸収することはあるはず。
でも、迷っているだけでは、何も変わりません。
進むか、退くか。
独立開業するか、しないか。
どこかで決断しなければ、いつまでたっても迷い続けることになります。
でも、色々考えすぎて分からない、決めきれない。。。
頭の中だけで考えていても、同じところをグルグル回ってしう。。。
そんなときは、気になることを全部書き出しましょう。
A/Bテストで、客観的に見る
①A4のレポ-ト用紙を2枚用意します。
別にレポート用紙でなくてもいいですが、紙が2枚に別れていることがポイントです。
ノートを使う場合は、ページを切り取りましょう。
②それぞれの左上に「A案」・「B案」と書きます。
③「A案」の紙にメリットを書き出す。
自由な時間が増える、収入が増える、人間関係に煩わされない、好きな施術ができる、無理な営業をしなくていい、などなど。
独立開業するメリットを、思いつく限り書き出していきます。
雇われの状態で不満や不安に感じていることを考えると、書きやすいですよ。
④「B案」の紙にデメリットを書き出す
次に、独立開業するデメリットをリストアップしていきます。
収入が減る、借金ができる、今より忙しくなる、休めないなどなど、イメージでいいので、独立開業すると起きるかもしれないデメリットを、ツラツラと書き連ねていきます。
⑤「A案」と「B案」を見比べる
書き上がった2枚の紙を並べて、見比べます。
両方を見比べると、またメリット・デメリットが出て来ることがあります。
その時は、書き足していきます。
で、両方を見て考えます。
独立開業することは、自分にとってメリットが大きいのか、デメリットが大きいのか・・・
メリットが大きいと思ったなら独立開業するべきだし、デメリットが大きいなら独立開業しないほうがいいでしょう。
環境要因を分析する
これでも決めきれない。。。
そんなあなたは、もう一つのABテストをやってみてください。
やり方はさっきと同じです。
書き出すのは
A案:独立開業を後押しする要因
B案:独立開業を妨げる要因
の2つ。
A案には、今の収入が少ない、勤務が不規則、旦那さんの仕事がこの先どうなるか分からない、自宅に使っていない部屋がある、などなど。
B案には、子供が小さい、開業資金がない、ご主人が反対している、などなど。
この時、さらに一歩すすんで、B案の阻害要因は解決できないのかどうかを考えます。
子供が小さいのは、時間が経てば解決されます。
開業資金は貯めればいいし、家族や親族に貸りる、融資を受けるという解決法もあります。
ご主人が反対しているなら、説得できないのか、そもそも説得しないといけないのか。
そして、A案とB案を見比べて考えます。
自分には、独立開業できる環境があるのかどうか。
もし、いまできないなら、いつになれば環境が整うのか。
もしくは、整わないのか。
頭の中でだけ考えていても、あまり思考は進みません。
気になること、思いつくことを出来る限りリストアップして、客観的に見比べるようにしてください。
そして、できれば「独立開業する」と決断してくれたら、僕は嬉しいです。
はじめの一歩 が一番しんどいのは自転車もサロン経営も同じ
僕はマウンテンバイクとロードレーサーを持っています 。
1人で乗るときは、このどちらかですが、子供を保育園に送り迎えするときや、一緒に出かけるときは、子供乗せ用の自転車を使います 。
電動アシストはついてないので、こぎ出しが結構しんどいです 。
でも、行ったん動き出すとあとは楽に進めます 。
ビジネスも自転車とにています 。
動き出してスピードに乗るまでは、力も使うし、ふらつきもします 。
でも、一旦、動き出して、スピードに乗れば安定して、楽に動き続けられるようになります 。
初めて独立開業する場合や、新しいビジネスを始める場合は、特に動き出しがしんどいものです 。
動いてないんじゃないかと思うぐらい 。
実際に、頑張っても頑張っても、ほとんど動かない場合もあります 。
でも、こがなければ自転車は動きません 。
独立開業も、自分から動かないかぎり、前に向かって進むことはありません 。
行き先とルートを決めることが大事
しんどくても頑張ってこぎ続けるには、行き先を決めること、そして絶対に行き着くんだと思うことが大事です 。
行けても行けなくても、どっちでもいいや、というぐらいの気持ちだと、しんどい思いをしてまでペダルを回そうという気にはなりません 。
また、行き先が決まっていないと、せっかく動き出しても、行き方が分からないかもしれません 。
行き先が決まっていても、途中のルートを知らないと、行き着くことはできません 。
力いっぱい、頑張ってこぐことも大事 。
それと同じぐらい、行き先とルートを決めることが大事です 。
とにかくこぎ続ける
自転車はこぎ続けていないと止まってしまいます 。
ビジネスも一緒でこぎ続けないと止まります 。
平坦な道もあれば、坂道もあります 。
特に独立開業した当初は、きっっつい上り坂です 。
新規のお客さんは来ないし、リピートはつづかない 。
HPのアクセスは伸びないし、チラシの反応もない 。
電話が壊れてるんじゃないかと思うぐらい、問合せや予約の電話が来ない時もあります 。
売上は上がらないし、もちろん利益もでない 。タダ働き同然です 。
独立開業できたからと言って、そこで力を抜くと、すぐに失速して止まってしまいます 。
止まっても、再度こぎ出す力ややる気が残っていれば頑張れますが、そうじゃなかったら力尽きてリタイヤ 。
一度上り坂で止まってしまうと、動き出すのはめちゃくちゃ大変です 。
上り坂を超えて、平坦な道や下り坂に入ると、楽に進めるようになります 。
場合によっては何もしなくても、売上や利益が増えていきます 。
先の方まで予約も埋まってくるし、新規のお客さんを断ることも出てきます 。
次のしんどい坂は必ずやってくる
下り坂のときは、何もしなくても進めますが、次の上りに向けてペダルをこぎ続けていないと、上り坂になった途端に失速してしまいます 。
だから、上り坂でしんどいときでも、下り坂で楽なときも、ペダルを回し続けないといけないのです 。
ずっとこぎ続けてると、力がついて少しの力でも、スピードが出せるようになってきます 。
でも、どんなに楽にこぐことができても、ペダルを回すことをやめたら、止まってしまいます 。
その覚悟がなければ、独立開業しても、続けていくことはできません 。
だけど、自分でハンドルを握って、自分の力で頑張ってこぎ続けるからこそ、自分の通りたいルートを通って、自分が行きたいところに行けるのです 。
自分で独立開業するからこそ、やりたい仕事をして、ほしい収入を得て、夢や目標を叶えることができるのです 。
あなたも、がんばってこぎ始めてください 。
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