ホームページの管理運営や、顧客管理システムや予約システムなど、サロンを運営していくために必要なリソースはたくさんありまよね。
すべてを自分で構築できて、管理できるのならいいのですが、なかなかそういう訳にはいきません。
なので、それなりの業者に外注することが、多いと思います。
そのときに気をつけてほしいのが、 ホームページのリース契約 や3年以上の長期間に渡る契約。
僕もこれで、色々と失敗しています。。。
自分でできないことを外部に委託するのは、ぜんぜん悪いことではありません。
特にホームページや顧客管理システム、予約システムなど、専門的な知識が必要なものを、全部自分でできるようになろうと思うと、その勉強だけで数ヶ月はかかってしまいます。
なので、外注することを否定はしません。
でも、リース期間や契約期間が長すぎると、色々なリスクを抱えることになります。
ホームページのリース契約 で僕がやらかした失敗

僕は整体院のホームページと、顧客管理・予約システムをそれぞれリース契約しています。
リース契約先は別の会社ですが、契約期間は5年。
開業後、1年ぐらいして契約したので、リース期間はあと1年ほど。
これが、いま見るとダメダメなんですわ・・・
契約した当時は知識もなかったので、分かってなかったんですけどね
ホームページはスマホ対応してないし、ムーバブルタイプやし、階層構造もイケてない…
顧客管理・予約システムは使い勝手悪いし、項目を自由に設定できないし、お客さんが予約するときの導線も分かりにくい。
なにより、画面がフィーチャーフォン=ガラケー向けに作られてる…
スマホ大普及という波

僕が整体院を開業した、2012年当時。
スマホの普及率は20%程度。
ホームページを検索して探す人のほとんどはパソコンを使うので、スマホのことを考える必要は、それほどありませんでした。
でも、すでにスマホの普及率は60%を超えています。
僕がメインターゲットとしている30代女性だと、85%近く。
大阪の都心部だということを考えれば、ほぼ100%に近いと考えたほうがいいでしょう。
それぐらいに、一気にスマホは普及しました。
すると、何が変わるか?っていうと、 みんなスマホでネットを観るんですよね。
僕の整体院のホームページアクセスのスマホとパソコンの比率は、2年ほど前までは半々ぐらいだったのですが、いまでは7割はスマホです。
でも、業者に作ってもらったホームページはスマホ対応していません。
5年前に契約した条件の中に、スマホ対応が入ってないんですよ。
スマホに対応させるなら、元から作り直して、さらに数年単位のリース契約が必要。
ほんま最悪。。。
スマホに自動変換するサービス
とはいえ、スマホ対応しないといけないので、別の会社でPCサイトをスマホに自動的に変換するサービスを契約することに。
この時、3年契約でと言われたのですが、ゴネにゴネて単年契約にしました。
この変換サービスは、PCのサイトを自動的にスマホの体裁に変換するので、細かい体裁やボタンの配置までコントロールできないもの。
なので、スマホサイズでは見れるんだけれでも、決して見やすく、ユーザビリティの良いページはありませんでした。
最初はこれで良かったものの、どんどん競合のスマホ対応のきれいなサイトが増えていく。
これじゃ、アクセスした人も見にくいので、すぐに離脱してしまって集客に繋がらない・・・
ということで、さらにゴネて一年で契約を終了。
自分でワードプレスで、スマホ用にサイトを新しく立ち上げることに。
このときは、htmlとかCSSとか、ほぼ分からない状態での見切り発車でした。
でも、やり続けてれば、なんとかなるもんです。
このサイトを作っていく中で、ネットの知識も技術も増えたので、どんどんサイトを改修していって、こっちのサイトでスマホでもPCでも集客できるようになってきました。
でも、もともとあったホームページは、まだリース期間が残っているので、あと1年はお金を払い続けなければいけません。
まぁ、結構な金額です。
いや、もったいないことこの上ない。
いまはスマホ対応していないと、ネット集客は厳しい時代です。
でも、「現状のスマホ対応」というのが、いつの時代まで続くかわかりません。
技術の進歩により、ユーザーの環境や好みって、ものすごく流動的になってきてます。
しかも変化のスピードが速い。
これからのネットは、SNSとの親和性はもちろん、アプリ連携なんかも基本的な要素になっていくと予想されています。
でも、そのときに

と言われても、契約期間中なら、そのまま使い続けざるをえません。
そんな、残念なことないですよね。
サイトデザインの流行り廃り

ファッションに流行り廃りがあるように、サイトのデザインにも流行り廃りがあります。
僕が最初にホームページを外注して作った頃は、ヘッダーに「Adobe Flash Player」組み込んで、画像がリッチに切り替わる、というのが主流でした。
でも、今はそんなサイト、あんまり見かけません。
というか、「Adobe Flash Player」という技術が時代遅れ。
セキュリティ的な脆弱性があるから、ブラウザのChromeやFireFoxでは、サポートを終了しました。
日本ではスマホの主流である、iphoneも「Adobe Flash Player」を採用していません。
て、ことは「Flash」で作ったサイトは、iphoneで観ても表示されないということ。
これ、かなり致命的ですよね。
僕の整体院のサイトも、Adobe Flash Playerを使うのはやめました。というか止めてもらいました。
でも、最初にホームページを作った時は

ってめっちゃ押してたのに、その機能がもはや無用の長物。
でも、お金は払い続けないといけません。。。
また、ここ最近は画面の背後に大きな画像を配置したり、ページの段組みごとに背景色を変えたサイトのデザインが、流行っています。
こんな感じ↓
https://www.apple.com/jp/iphone-7/
iphoneで広がった、さっぱりして見やすいフラットデザインも、主流になりつつあります。


でも、ホームページのデザインを変えるって、かなり大掛かり。
普通、契約期間中には、追加料金無しではやってくれません。
下手すると、もう一つリース契約を結ばされるケースもあります。
異業種(飲食)ですが、僕の知り合いで、そんな事がありました。
こういった技術の革新やデザインの流行り廃りなどは、急激に広がるものではありません。
ましてやIT業界や広告業界ではないので、そこまで過敏になって追いかけていく必要はないと思います。
でも、流行だったものも数年たつと、常識になっていきます。
流行ではなく常識のレベルに取り残されないためには、5年間、大きな変更をできないというのは、ちょっとリスクが高い。
個人的には、3年でギリギリじゃないかと思います。
ポータルサイトも複数年契約は避けたほうがいい

長期契約をオススメしないのは、何もホームページなどに限ったことではありません。
集客の手段である、ポータルサイトも同じ。特に新しく出てきたポータルサイトは要注意。
新興のサイトでは掲載屋号数を増やすために

というトークがよく使われます。
これだけなら、効果がなければ契約を切ってしまえばいいだけなので、問題ありません。
気をつけないといけないのが

という、一見オトクなように聞こえるトーク。
そのポータルサイトが3年先、5年先にどうなってるか分かりません。
めっちゃ強くなってるかもしれないし、グダグダに弱くなってるかも知れない。
強くなってくれてれば、集客につながることになりますが、グダグダになってしまうと、もう最悪。
効果がないので掲載をやめたくても、複数年契約だからやめることができない。
仮に1ヶ月の掲載料が5000円だったとしても、3年間払い続けると18万円。
その間、リピートに繋がる集客ができなかったら、お金をドブに捨てるようなもの。
で、当然ながら、僕はこの失敗もやらかしています。
まぁ、僕の場合は”1年契約で半年無料”だったんで、それほどの痛手ではなかったですけどね。
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と、僕の失敗談を色々と書いてきましたが、別に業者が悪いわけではありません。
無理やり契約を結ばされてるわけでもなければ、契約内容を守ってないわけでもありません。
全くの合法です。
じゃぁ、何が悪いのかというと、ちゃんと考える頭を持ってなかった、僕の判断力が悪かったのです。
もっと、いろんな情報を調べて、しっかり考えていれば100万円単位のお金を無駄にせずにすんだはず。
小さいものを含めれば、お金をドブに捨ててしまったようなことは、まだまだいっぱい出てきます。
あなたが、同じように無駄にお金を使ってしまわないように、ちょこちょこ、書いていきます。
あんまり、思い出したくないけど。。。