回数券の問題点 をプリペイドカードで解消する方法
リピート率も上がるし、キャッシュフローも前倒しになる。
いい事ずくめのように思える回数券ですが、そんな回数券にも問題点があります 。
それは、回数券の切れ目が縁の切れ目になってしまうということ。
これが嫌で導入をためらっている人もたくさんいます。
サロン経営において、キャッシュフローを前倒しにすることは、めっちゃ大事。
そのために、回数券はとても便利ですが、使い切ったときにリピートが切れてしまうという、厄介なリスクが潜んでいます。
そんな 回数券の問題点 を回避するために、プリペイドカードがいいよ~。というお話です。
プリペイドカードの作り方
回数券は1回10,000円のコースを10回で9万円とか、10回分の金額で11回受けられるなど、特定のサービスが基準になります。
一方、プリペイドカードは5万円で5万5000円分使える、というように金額が基準となるのが違いです。
そして、プリペイドカードを作ると言っても、別に新しいシステムを導入する必要はありません。
本格的に導入しようとすると、こんな機械が必要になりますが、個人サロンの規模でコレはちょっとオーバースペックの上に、予算もオーバー。
なにも、こんな大袈裟なコトをしなくても、回数券を応すれば、簡単に作ることができます。

この写真は、以前に僕の整体院で発行していた、6万円で6万6000円分使えるプリペイドカードです。
1マスが1000円で、それが66マス(半分はウラ面)並んでいます。
で、使った金額分だけ、マスを埋めていく。
これなら、磁気カードの発行機など、特別な機械を導入する必要もなく、エクセルやパワポで作れます。
ちょ~簡単でしょ^^
色んなコース、オプションに使える
回数券は特定のサービスにしか使えませんが、プリペイドカードは「金券」なので、色んなコースやサービス、オプションなどに使うことができます。
これは、お客さんの立場からすると、結構なメリットです。
例えば、1万円のコースと1万5000円のコースがある場合、その時の気分や状態にあわせて受けるコースを変えたくても、回数券を買っていればどちらかのコースしか受けられません。
どちらのコースも回数券を買うという選択肢もありますが、よっぽど懐に余裕が無いと、なかなかできない選択ですよね。
あるいは、いつものコースに何かしらのオプションを加えたいとき。
回数券を持っていても、オプションだけは現金で支払わないといけません。
でも、人間は財布を開いてお金を渡す=自分のものがなくなることに無意識で抵抗を感じてしまいます。
そうなると「ちょっとオプション付けたいけど、お金もったいないしなぁ。。。」と感じてしまって、結局はいつものコースだけで終わる、なんてことになりかねません。
でも、プリペイドカードなら、使った金額分だけマス目を埋めていくだけなので、価格に対する柔軟性がとても高くなります。
すると、お客さんにとっても、プリペイドカードがあるから今日はこっちのコースで、今日はこのオプション付けて、とその場で色々な選択肢を選ぶ事ができるようになります。
そして、こんな使い方もできますよ~、プリペイドカードのメリットを示してあげることで、お客さんもイメージしやすいので、サロン側からすると売りやすい、という大きなメリットがあります。
きっちり使い切らせない
回数券の1番のリスクは、使い切ったときにリピートも切れてしまいやすいこと。
(僕はこれを「使い切りエンド」と勝手に読んでます)
でもプリペイドカードなら、そんなリスクも減らすことができます。
そのために、プリペイドカードを作るときに、忘れちゃいけない大切なポイントがあります。
それは端数が残るようにすること。
例えば、先にお見せした僕が使っていたプリペイドカード。6万6000円分使えますが、基本となるコースは1回1万円です。
なので施術を6回うけたら、プリペイドカードの残高は6000円分。
6000円分も残っているのに、そのまま使わずに捨てるなんて、ちょっともったいないですよね。
そうすると次の予約にもつながりやすいし、プリペイドカードも売れやすくなります。
最悪、次のプリペイドカードが売れなかったとしても、端数を引いた残りの金額(この場合4000円)の売上は確定します。
でも、一回の施術が6000円で、6万6000円のプリペイドカードを作っても、きっちり使い切ってしまうので、回数券と同じリスクが残ってしまいます。
なので、プリペイドカードを導入するなら、きっちり使い終われないように端数を作ることが、ポイントです。
まぁ、オプションや色んなコースを行ったり来たりした場合は、そこまで計算できませんけどね。
それでも回数券最大の課題「使い切りエンド」の予防策にも、プリペイドカードはオススメです。
ぜひ、お試しを。
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